アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

『エピソード分析によるカウンセリングプロセスの理解』講座を開講します

 

こんにちは、鍵野です。

今朝も寒くて布団から出るのに少し気合が入りました。その気合を入れる間に二度寝してしまったようで、夢を見たんですが、自分が運転していた車が自分を置いて勝手に先の交差点を右折していなくなってしまい、あのままどこかにぶつかってしまったら大変だと慌てて探しに行くという変な夢でした。車のカギはポケットにあることを確認したところで目が覚めました。夢でよかったとかなりホッとしました。目的論から考えると、そういう慌てるとかの感情が錆びつかないようにたまには使っておこうという目的だったのかも。昨年末に受けた仕事も数日前に片付いて、それからはかなりのんびりメリハリなく暮らしていたので、セルフで喝を入れたかったのかな(笑)。


夢にも関係してるかもしれないんですが、愛車のスイフトが、事故からもう一ヵ月近くになるんですが、まだ修理中で戻ってこないんです。でも、代車のハスラーでとりあえずの用は足りているし、自分の車というそれなりに管理責任のある所有物がないことへの解放感というのは、これはこれでいいですね。執着が少し減ったような(笑)。「カーリース」というのも、コスパはともかく、モノを所有することから離れられるという意味で価値があるかもと思えてきました。持ち家から賃貸に戻った気楽さに通ずるところがあるなぁとも。


そもそも、東京で暮らしていた時は、車は持ってなかったし、子どもも小さかったけれどその必要を感じませんでした。西武線沿線の田無に住んでいたので、高田馬場に行って山手線乗り換えか、バスで武蔵境から中央線という感じで、親子で乗り鉄を楽しみながらいろんなところに出掛けてました。

車好きでドライブ好きですが、田舎で子どもを育てたいという野望?も叶えたし、もう特に住むところへのこだわりはなくて、車の要らない都会暮らしに戻ってもいいんですが、これからは子どもではなくて親との関係がですね。今のところ元気で楽しく暮らしてくれている母ですけど、もう80は過ぎてるし当たり前ですがどんどん年は取りますものね、放っておいて自分だけ遠くにというわけにもいかず、そうなるとやっぱりまだまだ車は必要ですね。


と書いていたら、たった今、車屋さんから連絡があって、来週にはガラスコーティングも再施工してもらった上でスイフトの修理が終わることがわかりました。ちょっとした傷と思ったのですが、修理代トータルで36万4千円ですと! 全部相手方の保険で出してもらえるのでいいんですが、やっぱり気を付けないとですね。ひと財産飛んでいきますね(笑)。


それで、今日のアドラー心理学の話題ですが、近日開講予定の講座『エピソード分析によるカウンセリングプロセスの理解』についてご紹介したいと思います。といっても先生方にオーソライズされているものでは全然ないので、非公式ガイドブック、ゲームの攻略本のようなイメージの講座です(笑)。


「エピソード分析」については当ブログで何度も書いてきましたが、日本にアドラー心理学を紹介してくださった恩師、野田俊作先生が晩年に開発されたアドラー心理学カウンセリングの方法(グループワークにも使われますが)です。


この「エピソード分析」のおかげで、鍵野もアドラー心理学カウンセラーになれました。何をどういう順番で行うかというお点前がしっかり決まっているので、失敗したとき(必ず失敗しますが(笑))もどこで失敗したのかはとりあえずわかるので、繰り返しお稽古することで、少しずつ、3歩進んで2歩下がるを繰り返しながらではありますが前に進むことができるし、進んでいることがわかるんですね。


で、この「エピソード分析」のやり方、お点前というのはどこで教わるかというと、普通、野田俊作顕彰財団(AIJ)の「パセージ」という子育て学習プログラムを修了して、半年以上実践してから「パセージプラス」という子育て学習プログラムの上級コースを受講したら、そこで教わります。他には同じく野田俊作顕彰財団(AIJ)のアドラー心理学基礎講座応用編を受講すると、そこでも一応「エピソード分析」について教えてもらえますが、「パセージプラス」ほど詳しくではありません。


なので、(「エピソード分析」のできる)アドラー心理学カウンセラーになろうと思ったら、パセージとパセージプラスを受けるのが当たり前でした。でも、話はそこで終わらなくて、パセージプラスで詳しく教わりはしますが、それはあくまでもグループワークとしての「エピソード分析」で、カウンセリングでの「エピソード分析」というのはやっぱり違うんですよね。もっと微妙なところがたくさんあって、それで、どうやってそれを学ぶかというと…、AIJの「カウンセリング講座」とか「オープンカウンセリング」に参加して、先輩方、先生方の「エピソード分析」によるカウンセリングを見取り稽古する中でつかんでいったり、また、自助グループ活動の中で、地元の先輩のカウンセリング実習を見せてもらったり、相談者役をしてみたり、自分でも実習してみたりする中で学んでいきます。


それでも、パセージプラスで学ぶこととの隔たりがかなり大きくて、それで、なかなかうまくいかないこともあり、かく言う鍵野もじつはある遠方の自助グループがA先生をお呼びした私的な講座を開催するということでそこに特別に参加させてもらって、それでカウンセリングとしての「エピソード分析」の手順を詳しく教わることができたおかげで、かなり前進できたという経験があります。


と、前置きが長い話になりましたが、要は「エピソード分析」はもの凄く画期的だけど、でも学ぶのは大変だと(笑)。それで、九州の仲間の中でカウンセラーを目指している人が何人かいて、でも、「パセージプラス」どころか「パセージ」さえ、九州では年に一回開催されるかどうかという状況なので、しかも子育て中でなければ「パセージ」も「パセージプラス」も本来の受講対象者にならないので、そういう状況で「エピソード分析」のできるアドラー心理学カウンセラーを目指すというのは、気が遠くなるような果てしのない道に見えてこないでもなくてですね。


それで、鍵野にできることとして、言語化は得意分野とは思ってはいることもあり(笑)、「エピソード分析」によるカウンセリングプロセスをできるだけ紹介して、とりあえず頭でだけでもわかってもらって、その後の見取り稽古や実習での学習効果と効率を高めることができるのではないかなと、『エピソード分析によるカウンセリングプロセスの理解』講座を開発しました。


また、今年は10月に福岡でAIJのカウンセリング講座とオープンカウンセリングの開催が予定されているので、そこに参加されたときにより効果的な見取り稽古ができるようにという思いもあって、とりあえずやってみようということにしたのでした。


おかげさまで、第一回の開催は決まっておりまして受講者が2名いらっしゃいます。資料は準備してみたら50ページあって文字もたくさんあるので、4時間の講座ですが、収まりきるかどうか… まぁパイロット版ということで勘弁いただいて(内容の割にはかなり安い!と(笑))、鍵野が知っている「エピソード分析」のプロセスを思う存分お伝えしたいと思っています。


この九州に「エピソード分析」のできるカウンセラーが増えていったらいいなぁ…、それでアドラー心理学で幸せに暮らせる人が増えていったらいいなぁ…という願いを込めながら、とりあえずできることをやっていきます!


ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。


今日も読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい一日をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。