アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

何を目指しているのか?

こんにちは、鍵野です。
今日は雲が多いせいかさほど暑くなく、今のところ扇風機だけで過ごせています。
それでも朝からずっと蝉の声がしていて、いよいよ本格的な夏になってきたことを感じます。


英語では虫の場合、声"Voice"ではなく、音"Sound"って言いますよね。まぁ、日本人でも「虫の音」とも言うから状況によるところもあるんでしょうが、世界の受け取り方の違いが表れている気がします。


アブラハムの宗教、「始めに言葉ありき」ということで、人間と他の生きものを峻別する人たちにとっては、「声」は言語を操る人以外が持ってはいけない(持つはずがない)ものなのかもですね。


それで、人のしゃべっている言葉を聞くとき、話者の位置を特定するために使っていた能力を文法理解に使うことで、その言葉を理解できるという話をどこかで読んだことがあります。ある「語」それ自体の意味を理解するだけなら、話し手の位置を特定しつつそれも可能なのですが、文法に沿って「話」として理解しようとすると、位置の特定ができなくなると。位置の特定というのは、右耳と左耳との位置のずれから伝わる音の時差があることで可能となるわけですが、話を理解して聞くと、片耳だけで聞くことになるんだとか。


例外があって、以前このブログでも紹介したことのある「ピダハン」の人たちは、両耳で話を聞くんだそうです。ジャングルの中で位置特定の能力を放棄しては生存に不利になるからではないかとその理由が推測されてました。なので我々の知っている意味での文法がピダハンの言葉にはないのだとも。


面白いですね。そういう意味で考えると、日本人が「虫の声」を聞けてしまうのは、生きものたちも含めた生活環境にそこまでの脅威を感じていなかったということなのかなと思ったりします。


アドラー心理学の話題に入りますが、来月、8月にずっと楽しみにしていた野田俊作顕彰財団(AIJ)の「心理療法士養成講座」が開催されます。初の試みということで先生方も受講資格をどうしようかなどいろいろ検討されたからだと思いますが先月15日にようやく募集開始となったのでした。


今年はこの学びに懸けていたところがあるので(お金も時間も用意してました)、その募集開始日に意気揚々と申し込んだんですね。


8名限定の募集で見学参加もなしということでしたから、先着順でないことはもちろん承知していたのですが善は急げということで当日申し込み!だと…


ところがですね…、もちろんそういうことはあるだろうと思ってはいたのですが、参加OKとはならなかったんですね。


受講資格をフルに満たした方を優先したいということで、7末まで待ってくれと(定員に満たなかったら考えてくださるということですね)。


はい!待ちます(もちろんです)と答えたのですが…


?受講資格? もう一度しっかり受講資格を読んでみて…


あれ? 一番目の「AIJ認定カウンセラーであること」これはOK。でも、その次の「心理療法士を目指していること」で、ハッ!と気づいてしまいました。


あれ? ライフスタイル分析が上手になりたい、それでもっと相談者さんの役に立ちたいというのは真剣、本気、真面目にずっとそう思ってきたけれど、でもそれは「心理療法士」になりたいというのとは違うなぁ…そういう資格が欲しかったわけではないなぁ…と。講座の名前自体が「心理療法士養成講座」なのに、今ごろ気づくって(笑)。


「カウンセラー養成講座」を受講(2回しました)したときは、カウンセラーになることを目指していたし、カウンセラーの資格が欲しかったわけですが、そのときと比べたら、この感じは全然違う。


そのときのような気概で参加するであろう、本気で心理療法士を目指している人たちの中に、万が一、参加を許された場合、ただライフスタイル分析が上手になりたいだけの自分が混じっているという事態は、これはよくない、私利私欲に過ぎるぞと気づいてしまったのでした。


それで、すぐに申し込みを取り消していただいて、AIJの方にはその辺りの事情も含めて快くご理解いただけて、よかったぁとホッとしたのでした。


もちろんライフスタイル分析を熟達者から学べる貴重な機会を逃すことは残念ではあるのですが、お仲間の共通の目的に向けた真剣な学びの邪魔になることはもっと残念なことなので、いい判断をしたと納得しています。


ということで、「心理療法士養成講座」以外でのライフスタイル分析を学ぶ機会を模索していくというのが鍵野の新たな課題となったわけですが、これがなかなか難しい。


N先生のオープンカウンセリングでときどき早期回想が扱われることがあるので、これまで以上にN先生のオープンカウンセリング参加の機会を求めていくことかなぁ…


あとは日本アドラー心理学会のこれまたN先生がメインとなって実施される練成講座に参加すれば、ライフスタイル分析に関しても学べそうなので、ここに懸けるかなぁ…


でも、学会の練成講座は毎年娘の命日と重なるのでなかなか出かけにくい事情もあるんですよね…


それでも今年は特別な回忌ではないから、家族と相談して出かけるようにしてみようかなぁ… 娘も「パパ、そんなに行きたいんなら行ってくれば。みんなのためにもなるし」とか言ってくれそうだし(笑)。


それはともかく、AIJ心理療法士養成講座に参加できる(選ばれた)みなさまのよき学びを願っています。大切な仲間の何人かが既に参加を許されたという話も聞いています。楽しみですね! どんな学びがあったのかぜひお話を聞かせてください。


鍵野のまだそう多くはないカウンセリング経験の中でも、今どんなに辛くて苦しくても、その方のペースで大切な思い出を語っていただくことから、一緒にその方の人生の物語を味わうことの中から、こちらが勇気づけるというよりは、多くの方が自然に勇気づいていかれます。そうやってサバイバルしてきたんだよね、自分…と。


これから出会うかもしれない未来の相談者さんのためにも、焦らずたゆまず、学び続けていきたいと思います。学ぶのは楽しいですしね(やっぱり私利私欲か(笑))


今日も読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい一日をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。