こんにちは、鍵野です。
2月に入りましたね。今日は朝から雨が降っていてかなり寒い佐伯上浦です。
新しい愛車のスイフトが事故修理のために入院中で、同じスズキの軽自動車ハスラーを代車で借りています。オドメーターを見るとまだたったの700キロの新車です。事故は残念でしたが、ほぼ新車の別の車に乗れるっていうのはよかった!
さっそく福岡の自助グループに参加する機会があって、例によって下道ですが往復400キロ走ってきました。驚いたのが、スイフトと同じ先進安全装備が、いや新しいだけにそれ以上のものが備わっていました。鍵野のスイフト(現行車の一つ前の型)はレーンを外れると警告音が鳴るだけでしたが、この代車のハスラーは自動でハンドルを戻してくれます。自動運転と謳っているわけではないので、そこまで優秀で任せられるような装置ではもともとないのですが、それでも凄いなぁ、スズキ!と思いました。これもマイルドハイブリッド搭載モデルなので、発進とか登坂路ではモーターアシストもあるし、アイドリングストップからの復帰も静かで、スイフトとまったく同じ感じです。どんなモデルにも惜しげなく使える技術は等しく搭載していくというスズキの姿勢に好感を持てました。
スイフトに比べて車高もあり、かなり腰高な感じのする車なので、コーナーリングはちょっと心もとない感じもあるんですが、でもよくできた車だと思いました。シートヒーターも運転席だけでなく助手席にもあって(鍵野のスイフトは運転席のみ)、寒い日の走り出しなんかにはありがたい装備だと思います。燃費も軽だけにかなりエンジンを回すシーンもあるのでスイフトほどじゃないですが、それでもリッター20キロは走った感じでした(メーターの平均燃費ではリッター22キロの表示が)。スイフトと交換したいとは思いませんが、でも、最新の軽自動車って凄いです。修理が終わるまであと2週間くらいはかかりそうなので、その間はハスラーくんとの生活を楽しみたいと思います。
それで、今日のアドラー心理学のお話としては、その福岡の自助グループに参加したときのことについて書いてみたいと思います。
その自助グループは、この道ウン十年の大先輩アドレリアンであるIさんがお世話役をされている「東夜の会」という自助グループで、鍵野もいつもではなくたまに参加するという感じで、講座などでもお会いするよく知っている方がちらほら参加されるかなという会なんですが、この日は珍しく?初めて参加された方がいらっしゃいました。その初めてというのも本当に初めてで、アドラー心理学はこれまで本でだけ学んでこられて、講座等にも参加されたことはなく、そのとき初めてアドラー心理学を日々の生活に取り入れて暮らしている人=アドレリアンと会ったという方でした。
この日はその方も入れて全部で5名が参加されたのですが、アドラー心理学との出会いについても織り交ぜた自己紹介を済ませたところで、「本では学べない」という話が出てきて、それこそ本だけで学ばれてきたその初めての方の当然とは思いますが、そこへの引っかかりから、なんで?という話になり、お稽古事、スポーツと同じですねという話から、じゃぁどうやって学ぶの?という話になり、それがこういう自助グループでそれぞれの日々の暮らしの中での気になっているコミュニケーションを互いに点検していく、そうして、何か有効そうと思われるそれまでとは違う対応をしてみる、そういうことの繰り返しがアドラー心理学を学ぶということであり実践ということですよね、と。で、それで納得というわけもないはずで、じゃぁ、どういうものか味見してもらいたいなぁということで、いつもの会の流れとは違って、みんなで「エピソード分析」をやってみてアドラー心理学を体感してもらうという展開になりました。
凄い人だなぁ、持ってるなぁと思いました。いきなり初めて他の人とアドラー心理学について話す場で「エピソード分析」を体験できるなんて。
鍵野がリードする形でみんなである方の気になっていることについて「エピソード分析」をしました。エピソードについてはもちろん書けないんですが、よかったんですよ、本当に。初めての方もこの道何十年のベテランも一緒になって協力しながら、ステキな協力的目標がはっきり言葉になって、現実的で実行可能な代替案も自然に出てきました。そして、初めての方に無茶ぶりという感じも無きにしも非ずですが、でも流れの中でまったく抵抗なく、ロールプレイで相手役を演じてもらえて、おかげで、事例提供者さんのボディランゲージからも代替案の有効性をかなり実感を伴って確認できた感がありました。
とくに、みんなで知恵を出し合いながら仮想的目標を出していくところで、グループの力もあったとは思いますが、事例提供者さんが自然に相手の立場に立たれて、相手と協力して問題を解決していく方向へご自分を犠牲にするのではなく一緒に幸せになれる方へ言葉を紡いでいかれたのが、偉そうな言い方かもしれませんが、その方の努力の跡というか成長の証のようなものを感じられて本当に感動しました。
自助グループでそれぞれがそれぞれの個性を持ち寄って、上でも下でもなくヨコの関係で、協力し合って一緒に学んでいく。事例提供者さんの幸せな暮らしの実現に貢献していく、それによって自分も幸せを感じるという、アドラー心理学の自助グループならではの奇跡(と言いたいくらい)の経験をいきなりしてもらうことができて、本当によかったです!
部屋の使用時間ギリギリで仕上がったので、互いに学んだことをシェアしながら余韻を楽しむといったことはできませんでしたが、それでも、代車のハスラーで何時間もかけて(笑)行った甲斐がありました。
次回の東夜の会は2月27日ということですが、その方もまた来てくれそうな気がしています。ということは…鍵野もやっぱり行こうかなぁ…次回も。学んだことのシェアはしたいですもんね。できるだけ都合つけよう!
明日はいよいよ第二回の都城市の学習会です。これも本当に楽しみです。またまたハスラーに乗って数時間かけて行ってきます!
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。