アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

アドラー心理学に出会うきっかけいろいろ

<2023年11月23日wrote>
こんばんは、鍵野です。
 最近ちょっと、いや、かなり嬉しいことがあります。それは右腕がかなり上まで上がるようになって、後ろの方にも動かせるようになったことです。これ、今年の春先までは気にもせず、当たり前にできていたことなんですが、ついに来た五十肩で(四十肩はなっかたのに(笑))、あれ、経験した人はわかりますけど、ホント痛い!、なんか急に肩の可動域が狭まって、気を付けて腕を動かさないと痛くて痛くて、うーん、このままずっとこうなんだろうかとも思ったんですが、経験者に聞くとそのうちだんだん痛くなくなりますよって。そっかぁ、そのうちねぇ… と思って、待っていたら秋口からかなりいい感じになってきて、寒さが増すごとに(関係ないかな)、腕が上がるようになってきました。やっぱり無常ですね、肩さん、ありがとう! これ、カウンセリングのときとか、セミナーのときとか、ホワイトボードに書くときに腕が上がらないとホント困ってたんですよね、字が汚いのは、まぁあきらめてもらうとして、せっかくの右上のスペースが肩が痛くて使いづらくて…。特に、相対的マイナスから相対的プラスの矢印を書くときが痛い!(笑)。これ、利き腕と関係あるんですかね、使いすぎとか? 左腕はずっと何ともないのでですね。お釈迦さまの瞑想、ヴィパッサナー実践では「痛い!」じゃなくて(これだと「私」を召喚してしまうので)、「痛み、痛み、痛み」と日常生活においても、生じた感覚を他人事のように観察するので、実践のチャンスではあるんですが、それでもねぇ…、ない方がいいなぁ、やっぱり(笑)。それで、五十肩にも目的があるんですかね…。一番使う右腕を使うときに、動かす前にいちいち気をつけるようにはなったから、なんか意味があるんだろうなぁ、きっと。この身体も借り物に過ぎないこと、そろそろお返しする時期が近づいてるかもよって教えてくれてるのかもなぁ…、カラオケボックスで「10分前です!」って連絡が来るみたいに(笑)。カラオケと違うのは、お金を払っても延長はできないってことですね。残り時間は不明ですが、できるだけみなさんのお役に立てるように無理せず頑張ります(笑)。
今、アドラー先生の伝記を読んでるんですが、あらためて凄いなぁ~とか面白いなぁ~と思うのが、フロイトアドラー先生とユングが同じ会(精神分析の会、通称「水曜夜の会」)のメンバーだったってことですね。ユングはだいぶ経ってから参加したようですが、アドラー先生は初期からのメンバーでした。アドラー先生がフロイトの弟子だったと言う人がいますが、あれは同じウィーンにいたフロイトアドラー先生が臨床で活躍されている噂を聞いて、一緒に勉強しませんかってお誘いしたんですね、アドラー先生を。1902年でした。その後、アドラー先生が器官劣等性の研究を発表されて、これはフロイトも称賛していたんですが、そこからさらに発展してリビドーをも包含した、劣等感からの補償、過補償がより根源的だというアイデアアドラー先生が発表すると、フロイト理論に反逆しているとみなされて、嫌われて、会から排除されてしまったんでした。アドラー先生はフロイトの研究をベースに発展させたと発表の度に言っていて、精神分析の範疇にとどまって研究を続けるつもりだったと思うんですが…許せなかったんでしょうね、フロイトは。最初はとても和気あいあいの雰囲気だったみたいですが、フロイトの名声と共に会も有名になってメンバーも増えて、会費も取って有償で書記も雇い、発表者を決めておいて、そのテーマについてディスカッションする形式になり、論争的な雰囲気で、最終的にはフロイトが決着をつけるという感じの権威的な集まりになっていったようです。これが1911年。でも、フロイトアドラー先生を追い出してくれたおかげでアドラー心理学が誕生したんですね、よかった!
さて、今日は、アドラー心理学に出会うきっかけについて考えてみたいと思います。以前に「どうしてアドラー心理学を?」というテーマで書きましたが、鍵野の場合は、もともといつも何かを学んでいないと気が済まない感じで(目標追求ですね)、たまたまアドラー心理学の本を読んで、その流れで野田先生の本にも出会えて読んでみたら、こんなに学び甲斐のあるものは他にないと気づいて、それ以来はまってしまったという感じです。それで、鍵野のように自分の目標追求の手段としてアドラー心理学に出会ったという人もいるとは思うんですが、これはまぁ珍しいパターンな気がします。もっと儲かりそうな学びがたくさんありますから(笑)。それで、普通はどういうきっかけで出会うのかなと考えてみると…
1.子育てに悩んで…
1-1) 本を読んだ。
1-2) 自助グループに参加した。
1-3) パセージ、エオレクトを受講した。
1-4) 講座(ワークショップ)を受講した。
2.夫婦・職場・親子・家族・その他人間関係に悩んで…
2-1) 本を読んだ。
2-2) 自助グループに参加した。
2-3) 講座(ワークショップ)を受講した。
3.仕事で活用したいと思って…
3-1) 本を読んだ。
3-2) 自助グループに参加した。
3-3) 講座(ワークショップ)を受講した。
4.人を援助したいと思って…
4-1) 本を読んだ。
4-2) 自助グループに参加した。
4-3) 講座(ワークショップ)を受講した。
というところですかね。あらためて書いてみると、やっぱり鍵野の場合は、3-1)きっかけですね。
大別すると、1と2が悩みを解決しようと思ってアドラー心理学を学ぶパターン、3は、言い方はなんですが、アドラー心理学を利用して今よりもうまいことやってやろうというパターン(笑)。4は、3とも重なりはするんですが、もともと医師とか看護師とか臨床心理士とか、そういった人を援助する仕事をされている方が、アドラー心理学を使うことでよりよい援助を目指されるというところですね。
それで、鍵野はいくつかの自助グループ不定期で参加させてもらっているのですが、そこには長年アドラー心理学を学ばれている方たちがいらっしゃいます。入口は1の方が大多数な気がします。それで、もうお子さんも巣立ったであろうその方たちの、現在の学びのモチベーションはどこにあるのかなぁと考えてみると…、2もあるとは思います。人間関係に悩みは尽きませんから、でも、4かなぁと思います、メインのモチベーションは。みなさんプロとして人を援助する仕事をされているわけではないですが、2で悩んで、自分の問題を解決するというよりは、関係する人たちをアドラー心理学で援助することで、結果的に問題も解決していくというような方向かなと。こうした先輩方は、何十年も学んできているわけですが、笑顔で「アドラー心理学が好き」とおっしゃるんですよね。ステキですよね。でも、これ、そういえば鍵野は言ったことない気がします。なんか深刻に捉えすぎてるのかもですね、好きとか嫌いとかなんかそういうことの対象じゃない気がしてですね。好きだろうが嫌いだろうが、アドラー心理学で暮らすしかないでしょ、という感じになっているので(笑)。
まぁ出会いは1~4までそれぞれあるとして、その下の項目中で決定的なのはどれだと思いますか? そう、このページを読んでくださっている方ならお分かりだと思うんですが、*-2)の自助グループへの参加ですね。ここにたどり着けた人は、とにかく「おめでとうございます!」です。他の方は、残念ながらアドラー心理学を身に付けられないままで終わる公算が高いです。アドレリアンの参加する講座に高頻度で参加し続ければ、身に付けることも可能かもしれませんが、でも、そんな根性のある人なら素直にたとえ他県にしかなくても自助グループにも参加してると思うので(笑)。
なので、ぜひ、このページにたどり着いてくださっているみなさんには、お近くの自助グループを探して、お試しでいいので参加してみて欲しいなぁと切に思います。そこからです、あなたの今よりも(さらに)幸せな暮らしが始まるのは。その自助グループのお世話役さんが、野田俊作顕彰財団(AIJ)推しなのか、日本アドラー心理学会推しなのかは、まぁどちらでもいいことです、とりあえずは。どちらに行ってもアドラー心理学の実践ができます。言い換えると、行かないと実践できません。アドラー心理学カウンセラーのところに通っても実践はできるんですが、大変ですもん、そっちの方が、普通は(笑)。それで、アドラー心理学を実践できないと、他の人と協力的に問題解決をすることが難しいまま暮らしていくことになるので、結果として、幸せになりにくいという理屈です。
大分にもぜひ自助グループを! と思って活動しています。とりあえず、月一回の稙田公民館の本気の勉強会に参加いただければ、まだ自助グループとまでは言えないかもですが、実践はできるようになります(できるようになってもらいます(笑)!)。九州の自助グループ、お隣の熊本であれば、上天草のみつる保育園さんかなぁ、アドラー心理学に出会えるのは。福岡には、北九州にも福岡市にも自助グループがありますので、福岡の方が行きやすいという方はぜひ探してみてください。宮崎と鹿児島は、そして長崎は…あるのかなぁ…ない気がします、すみません、知りません。佐賀には熱心な方がおられるのであるんだと思います、探してみてください。沖縄にはあります、探せば見つかるでしょう。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。