

こんにちは、鍵野です。
9月に入りましたね。まだまだ日差しが強いし真夏の感じですが、それでもファミレスには秋のデザートとかが出てるし、ダウンも売ってるらしいし、人間の思考・妄想に先導されながら季節は変わっていくのかもしれません。
しばらくブログを書いてなくて、といっても全然忙しいわけでもなく、まぁ書きたいことがないままに、平穏無事に暮らしていたのですが、記念日というわけでもないけれど、明日9月3日が13年前に大分で経営コンサルタントとして開業した日で、これからのこととか考えてみるのもいいかなぁと思って久しぶりに書いてみているのでした。
経営コンサルタント(中小企業診断士)として開業したのは13年前ですが、アドラー心理学に出会ったのは8年前で、カウンセラーとしてお金をいただいてカウンセリングをするようになったのが2年前です。
ニワトリが先か卵が先かという話がありますが、アドラー心理学を学んでから、経営コンサルタントとして経営者が儲けるお手伝いをする仕事に力が入らなくなったのか、あるいはコンサルティングの仕事が減ってきたタイミングで(だからこそ?)アドラー心理学を学んだのか、アドラー心理学を熱心に学べば学ぶほど、コンサルティングの売り上げは順調に右肩下がりを続けてきました(笑)。
カウンセリングを始めるようになってからさらにその勢いは増して、ここ最近はなんとか暮らしてはいますが、コンサルティングの売り上げは風前の灯火という感じです(笑)。
決して笑い事ではないんですが、それでも割と安穏に落ち着いていられるのは、アドラー心理学のおかげで人間関係の問題がないことと、やっぱりお釈迦さまの教えのおかげかなぁとも思っています。足るを知るということ、必要と欲しいの違いを見極めるというようなことかなぁと。
ああそうだ、経営コンサルタントとして学んで人に教えてきたこと、資金繰り計画のスキルもありますね。このくらいの収支ならば、なんとか暮らしてはいけるよね、という見通しが立っていることですね。
結論は出したんですが、ちょっと前まで迷っていたことがありまして、というのは、「中小企業診断士」という経営コンサルタントの国家資格なんですけれど、これ取るのはなかなかに大変で、サラリーマンしながら一年間これだけに集中して勉強して、たぶん1400時間とか勉強してなんとか取れたんですが、資格維持のためには、5年に1回更新しなければならなくて、実務の実績(これはまぁ仕事してますよというだけで、お客さんにハンコもらうだけなのでいいんですが)と、理論政策更新研修というのを5回受講(年1回の計算)する必要があるんです。これまで2回更新してきたんですが、年明けくらいかな、3回目の更新の申請をしないといけないんですね。
研修受講をちょっとサボっていたので今年度中に2回受講しないといけないんですが、なんだか面倒になって(何度か講師もしたことがあって、そのときは講師をしたということが実績になって受講したと同じことになってよかったんですが)、これ(中小企業診断士)、もういらないんじゃないの? と思ったんですね。
公的機関からのお仕事は、中小企業診断士だからこそ依頼された仕事がほとんどなので(必要条件という意味で)、この資格のおかげで食べれてきたと言えなくもないんですが、ここ最近はそういう仕事もほとんどないし、したいかしたくないかで言えば積極的にしたい仕事でもないし、ならばそういう執着というか未練というか、そういうのを手放すのにいい機会なのではないかと思えました。
卒業ということでいいんじゃないのと。来年3月で中小企業診断士卒業! 決めました。これであまり面白くもない研修を受けなくて済むし(笑)。
カウンセリングはねぇ、収入はともかく(笑)、好きなんですよ、面白いし。経営相談も好きだし、面白いし、貢献感がありますが、カウンセリングで感じる貢献感はその何倍もある気がします。
ということで、良寛さんに見習って『炊くほどは風がもてくる落ち葉かな』という感じで、落ち着いてカウンセリングのお客さんがいらっしゃるのをあまり期待もせずしかしあきらめもせずに待ちながら暮らしていこうかなと思います。
経営コンサルタントをやめるわけではないけれど、儲けてないし儲けたいとも思わないコンサルタントにお金を払って相談する経営者なんてめったにいないでしょうし、まったく営業もしていませんから、新規のお客さんはいらっしゃらないでしょうし、忘れててもいいかな(笑)。
カウンセリングはね、自信あるんですよ。もちろん鍵野より腕のいいカウンセラーはたくさんいるわけですが、そういう人と比較した結果というのではなくて、自分の過去の経験や実感との比較での話です。これまでいろんな仕事をしてきましたけれど、アドラー心理学カウンセリングをしているときが一番人の役に立っているという実感があるんですね。ただそれだけのことと言えばそれだけのことなんですが、でも、お金をいただいてまったく嘘がない感じ、うしろめたい感じがない、人を騙している感じがないのがカウンセリングというお仕事です、鍵野にとって(嘘つきじゃないといいセラピストになれないとお師匠様がどこかで言ってらした気がするが(笑))。
と言いながら、先週、福岡のお仲間とカウンセリングの練習会をしてきて、鍵野もカウンセラー役をさせてもらったんですが、なかなか難しい相談で、なんとか少しはお役に立てた感はあったものの、スッキリとはいかず、いろいろ課題があるなぁ、でも、やっぱりそれだけ面白い世界だなぁとあらためて実感したのでした。まぁ今回はお金をいただいたわけじゃないからよしとしよう(笑)。精進します!
細々とカウンセリング業は続けてはいきますので、気になることがある方、アドラー心理学を学んで暮らしに取り入れてみたい方は、お気軽に(といっても田舎で遠いですけどねぇ(笑))いらしてください。九州在住の方であれば、訪問してのカウンセリングも可能です。メールか電話でお問い合わせください。よろしくお願いいたします。
写真は練習会の会場と会場の近くのネパール料理屋さんで食べたディド(蕎麦がきのようなもの)です。美味しかった!
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい一日をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。