こんばんは、鍵野です。
明日は大分で仕上げの仕事があって、無事に終われば(終わりますように…)久しぶりの東京です。都会は密度が濃いですよね。人口密度に比例していろんな人工的なものの密度が濃い。妄想で作られたものの密度が濃いとも言えますが(笑)。たまにはいいかなぁと、演劇だの落語だのと、ライブ中心にいろいろ予定を入れています。アドラーおたくと言いますか、何をしてても、同じライブパフォーマーとして(笑)、アドラー心理学を伝える仕事をより効果的にするために何かを学んでこよう、見取り稽古させてもらおう、と思ってしまいます。観客の位置、演出家の位置、演者の位置、経営者の位置などなど、いろんな視点に立って、一つの社会現象としてのライブを体験してきます。
それで、仏教のお師匠様であるスマナサーラ先生も体験されたらしい、チームラボの常設展が豊洲にあるというので、行ってみたいなぁと思っていて、日程的に帰りの前の日なら行けそうだと、でも、浅草演芸ホールで、神田伯山さんと瀧川鯉八さんが出てるって、これも行きたいなぁというのもあって、息子もその日は他に予定がないようなので、よかったら一緒に行く? 行くとしたらどっちがいい?と聞いたら、「落語に」という答え。おおーっ、そうなんだぁ、情報系の理系大学生の息子は、チームラボがやっているようなことを本格的に学ぶコースに進級希望を出していると聞いたから、そっちを選ぶかなと思ったけど、正直、嬉しかったです。天才瀧川鯉八さんの落語は生で聞いたことはないので、それが実現するという嬉しさもあったけど、福岡にもチームラボの常設展はあるようだし、この機会に息子が寄席を体験しようと考えたのが嬉しかった。まずは単に楽しんでくれればいいんだけど、それでも将来の仕事に活かせる体験になるような気がしています。
今日はアドラー心理学をライブで学ぶことについて考えてみたいと思います。ここ何年かのウイルス狂騒曲?のおかげで、リモートで、オンラインで様々なことを済ませられるようになりました。アドラー心理学に限っても、オンライン講座がたくさん開発されて、鍵野が所属する日本アドラー心理学会でもオンラインで提供されているものがたくさんあります。総会・学術集会もオンラインで参加できて、それで資格更新に必要なポイントもいただけるので、旅費も移動時間を使わないで済むし、鍵野も大いに恩恵は受けています。
それでも、ライブで学ぶことはやっぱり大事だなぁと思うんです。特に最初が肝心というか、野田先生がアドラー心理学を日常生活で実践している人、アドレリアンのことを「保菌者」と表現されていたことがあります。アドラー菌?そんなのはまだ発見されていないと思いますが(笑)、アドラー心理学を学ぶためには、保菌者からアドラー菌をうつしてもらわないといけないんですね。鍵野も、野田先生の基礎講座応用編に参加するために2017年の秋に東京に行ったのがはじめての保菌者との出会いだったと思うんですが、濃厚接触ではなく、まだまだうすーい感じだったとは思いますが、しっかりもらって帰れて、その後なんとか定着してくれたようで、すっかり保菌者になれたかなぁと思います。野田先生とトイレで話したしなぁ、やっぱり濃厚接触だったかも(笑)。
これはzoomとかの画面越しでは起こらないことだと思うんですね。既に保菌者の人同士が画面越しにお互いを勇気づけ合うというのはありそうですが、まだアドレリアンにリアルで接触したことがない人は、やっぱり先にリアルでライブでアドレリアンたちと交流することが先決かなと思います。「匂いづけ」という人もありますが(笑)、なんかアドレリアンの匂いがですね、あるんですよね、わかる人にはわかるっていう。
日本アドラー心理学会でも、野田俊作顕彰財団(AIJ)でも、どちらでも、もちろん両方でもいいんですが(笑)、リアル対面のライブの講座などにぜひ参加してみて欲しいです。お近くに野田俊作顕彰財団(AIJ)か日本アドラー心理学会の自助グループがあるというラッキーな方は、そちらに行くのが手っ取り早いですけど、とにかくアドレリアンからアドラー菌をもらってきてください(笑)。もらってきたら、実践しないとすぐ菌が減っていくし逃げていってしまいますので、またもらいにいって… そんなことを繰り返しているうちに、すっかり保菌者となって、他の人にうつすようになると(笑)。とりあえず、親しい人、家族等にうつせるだけの力がついたら、その分幸せに向かっていることと思います。
こう考えていくと、ライブでのカウンセリングはアドラー心理学の濃厚接触ですね。あなたにあった形で手っ取り早くオーダーメイドで保菌者への道を歩むことができる有効な方法かもしれません(笑)。鍵野の持っている菌は、野田先生や中島先生、優子先生、あゆみ先生、その他たくさんの諸先輩方と学び合う中で、生き残ってきた由緒ある菌だと思っています(笑)。
野田先生の持ってらっしゃった菌は、シャルマン先生とイヴォンヌ先生から、シャルマン先生は、ドライカース先生から、ドライカース先生は、アドラー先生から受け継がれてきたものです。、そうやって百年以上前にウィーンで生まれた菌が代々ずっと受け継がれてきてるって、なんだかステキじゃないですか?
というわけで、この鍵野も持っている(と信じている)アドラー先生由来のアドラー菌をいかに効果的に、必要とする方々にうつしていけるかという視点で、花の東京で学んで、少しでも腕を磨いて戻ってきたいと思っています。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。