アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

アドレリアンって

こんにちはあるいはこんばんは、鍵野です。
今日はカウンセリングのお仕事をしたので、より充実した時間を過ごせていて嬉しいです。明日も稙田公民館で無料カウンセリングとアドラー心理学の勉強会をするので、充実したステキな一日になるのはぼほ確定です(笑)。本当にありがたいことだと思っています。相談に来てくださる方がいるからカウンセリングという仕事ができる、学びに来てくださる方がいるから、多くの先生方から教わって鍵野が学んできたこと経験してきたことを伝えることができる、俗世間的な幸せはそれだけでもう十分過ぎるほどです。


アドラー心理学の本なんて、どこの本屋さんにもあるし(全部調べたわけじゃないけど、きっと(笑))、ちゃんと書くべきことは書いてあるんでしょうけれど、でも、アドレリアン(アドラー心理学を暮らしの中で実践している人)に会ったことのない人が読んでも役に立ちません。心理学史とか一般教養的な講義はできるかもしれませんが、柔道入門とか乗馬入門を読んだだけの人から柔道や乗馬を教わることができないのと一緒で、お稽古ごとですから、やっぱり人から人に直接伝える教わるしかないのがアドラー心理学なんですよね。


本に書いてあることは、やってみて、経験して、それから「ああそういうことか!」とわかって言葉で整理するのに役立ちますが、書いてあることだけからわかろうとすると、結局わかっていることだけしか読み取れないので、「アドラー心理学入門」(そんな本あるか知らんけど(笑))を読んでも、実質上、既にその道のエキスパートである「自分心理学入門」を読んでいることになってしまいます。


アドレリアンに会って、直接話をすると、???変だなぁと思うところ、整合性が取れないところがたくさん出てきて、それでも、無理やり、引き延ばしたり勝手に切り落としたりして、自分の知っていることに合わせようとせず、そのうちわかるかもと、ぶら下げて(アドラー心理学界隈で頻出のスラング(笑))おくと、そのうち「ああそういうことか!」とわかるようになるんですね。


もちろん、完ぺきな人はいないので、どのアドレリアンも不完全ですが(もちろん鍵野も)、その人なりにアドラー心理学を暮らしの中で実践してきて、なんとかかんとかそれまでよりも幸せに暮らせるようになってきている人たちなので、あなたが本当にアドラー心理学を学びたいのであれば、その人たちなりに真剣にお手伝いをしてくれると思います。それで、できたらいろんなアドレリアンと会うことをお勧めします。みなさんそれぞれ個性的で全然違うので、相性が合う合わないもありますし、でも、どこか共通のアドレリアンらしいところも感じられると思います。鍵野が学び始めのころ強く感じたのはみなさん「お節介じゃない」ところですかね。「ぜひ、こうしなさい」はなくて、おすすめはあるんだけど、でも、「あなたがそうしたいならそうすれば」という感じのクールさがいつもあるような。「あなたの人生なんだからあなたが決めるのは当然よね、こちらに責任を持ってくるような動きは違うんじゃない」といつもやんわり諭されているような、基本優しいんだけど、尊敬と信頼のあるきっぱりとしたクールさですかね。


優しく思いやりのある人のことを放っておかない母だからこその自分へのお節介に反発することで生きる力をつけてきた感のある鍵野にとって、アドレリアンの優しくてクールなコミュニケーションは新鮮でした。そういえば、野田先生が音声ライブラリの中で、「自殺するから」と電話をかけてきたクライエントさんに「そう。お元気で」と応えたという話が紹介されてました(笑)。後日、そのクライエントさんは「これから死のうという人に「元気で」があるかい!」と怒っていたそうですが、本気で自殺する人は電話なんかかけないで死にますからって(笑)。日本のほぼ全アドレリアンの大師匠である野田先生がこういう方でしたから、そりゃぁ、クールになりますわね、アドレリアンは(笑)。


ということで、明日、1月20日(土)は16:40から大分市の稙田公民館で『カウンセラーと学ぶ本気のアドラー心理学』〜アドラー心理学はお稽古事〜 を開催しますので、予約なしで大丈夫です。大分にお住まいのみなさま、よろしければ、近くのわさだタウンでのお買い物のついでにでも寄ってみてください。興味がありましたら鍵野に会いに来てください。アドレリアンって、そういう感じなんだの一つのサンプルは提供できます(笑)。


読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい一日をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。