こんばんは、鍵野です。
今日のお昼は、春休みで息子が帰ってきてたので、久しぶりに料理をしました。
豚肉と玉ねぎを炒めただけですが、調味料もあまりなく、醤油と蜂蜜で味付けして、それなりのお昼ご飯となりました。それで、うちはお風呂は電気で沸かしていて、ほとんどガス使わないねぇということになって、だいぶ前にプロパンガスも引き上げてもらったので、鍋物の時期と関係なくカセットコンロに活躍してもらっています。たまにしか使わないので、かなりコスパはよさそうです。
ケチというわけではないと思うんですが、ライフスタイルでしょうねぇ、無駄を削れると嬉しいんですよね。いろんなもの、いろんなことを必要最小限にしていきたい、というのがあります。消耗品ならやがてなくなるのでいいんですが、捨てない限りはそこにあるようなモノはできるだけ減らしていきたいです。子どもの頃はいつも欲しいものがたくさんあった気がするんですが、今はモノを買うよりも捨てるときに嬉しいというか、ホッとする感じがあります。無所有の生活に憧れます(笑)。
昨日、日曜日は福岡県直方市にて、一日かけて「エピソード分析」を学んで実践する講習会『日々是エピソード分析』を開催しました。参加条件は、アドラー心理学の理論と思想を(ある程度)学んでアドラー心理学の勇気づけを体験した人ということにしています。それなりに高いハードルでもあるからか、参加者は最大の15人ではなく、なんとか実施可能な最少人数でした(笑)。
まずは「エピソード分析」が、アドラー心理学の理論と思想の実践そのものであることを、「エピソード分析」が5つの基本前提とライフスタイル論と骨がらみで関係していることを説明して、質疑を重ねながら、頭で理解してもらいました。
その後、一人の方にボランティアで出てきていただいて、「エピソード分析」によるアドラー心理学カウンセリングのデモを行いました。よい思い出としての早期回想と、よくない思い出としての少し前の思い出との関係が、「エピソード分析」をすることで、ライフスタイルの子どもっぽさから少し距離を取って大人として動いていくヒントとして見えてくるようなカウンセリングになったように思いました。理論と思想をしっかりお伝えした方たちが参加者なので、遠慮なく「早期回想」や中期回想?(思い出)を扱えて、デモをする側としても、自由度が高くてやっていて楽しいんですよね。
そして、午後には、参加者が参加者を「エピソード分析」によって援助するグループワークを体験していただきました。決められた手順に従って、一つ一つ確実に丁寧に行うことで、アドラー心理学の理論と思想に沿った問題の読み方と代替案を持ち帰っていただくことができていました。鍵野は、途中、マニュアルの不備を補いながら(おかげでよりよいものにできそうです)、手順の理解をサポートしたくらいでしたので、他での経験も含めて、やっぱり(理論と思想を学んでいるのは必須ですが)、「エピソード分析」による援助は、誰にもできると言っても過言ではないと思いました。
「事例を出してよかった」と、事例提供者さんが本当に喜んでいたのがとても印象的でした。グループワークのリーダーになっていただいた方も、丁寧に手順に従って進めていただけて、その結果、最後までしっかりたどり着いて、アドラー心理学の援助ができたことに、とても満足されているようで、相手だけでなくご自分も勇気づけることができたようで、見ているこちらも、「やってよかった!」と凄く嬉しかったです。
この一連の講座、『はじめの一歩』と『日々是エピソード分析』がきっかけとなって、「エピソード分析」による相互援助を柱とした自助グループ活動が立ち上がっていったら、こんなに嬉しいことはありません。
野田先生が、アドラー心理学カウンセラーは、指導者の先生方に直接教わる機会のないところ、基礎講座なんて開催されないようなところで、一人でアドラー心理学を伝えられるようになる責任があるんだというようなことを、音声講座でおっしゃっていました。アドラー心理学のメッカのようなところにお住まいの方は別として、東西に長いこの日本列島に暮らしていて、アドラー心理学を対面で直接学びたいけれども、野田俊作顕彰財団(AIJ)や日本アドラー心理学会の講座に参加するのは、時間的にも金銭的にもなかなか難しいという方がたくさんいらっしゃると思います。先生方の講座に参加して対面でリアルでアドラー心理学の真髄を学んでいただくのが一番ではありますが、そこへの橋渡しとして、とりあえずでもいいので、そんな方々が生きたアドラー心理学に触れて学べる機会として、鍵野の活動がお役に立てたらいいなぁと願っています。九州内であれば、5人集めていただけるのであれば、旅費はいりません。受講費だけいただければ、どこでも喜んで開催します。日程もかなり合わせられると思います。興味のある方はメール等でお問い合わせください。どうぞよろしくお願いいたします。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。