アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

「はじめの一歩」アドラー心理学入門講座@直方

こんばんは、鍵野です。
昨日は福岡県は直方にて、アドラー心理学入門講座「はじめの一歩」を開催しました。
(告知から開催まで時間がなかったこともあり)参加者は最少人数(笑)でしたが、アンケートの結果からすると、参加された方には楽しく充実した時間を過ごせてもらえたようです。よかった!

午前中の講義では、アドラー心理学の理論と思想、そしてその歴史的背景をギューッとコンデンスミルクのように凝縮して濃厚にお伝えしました。テキストもパワポもなしで、ホワイトボードに書きなぐった、鍵野の、一応、それって字ではあるよねというレベルの字を(笑)、参加者が慈しみの心で読み取っていただけて、今回の講義もなんとか成立しました。午後の早期回想ワークも、参加されたみなさんの共同体感覚が発揮されて、ひとごとでない感じで、ホワイトボードからこぼれそうなくらいの勢いで(笑)、事例提供者さんのストレンクスと創造的な力を抽出することができました。事例提供者さんには、これからの人生のヒントを持って帰っていただけたようでしたし、他の方、鍵野もですが、勇気づけた方が勇気づけられる体験から、温かくて大事な何かを持って帰れたのではないかと思っています。


それで、アドラー心理学の講義をしていると、毎回、質問が嬉しいし、楽しいんですよね。どこがその方のクエスチョンマーク?が湧いてくるところなのか、それを知れるし、訊いてくれると、そこから、またいろいろ提供できるしですね。やっぱりライブはやめられませんね。経営コンサルタントとして、経営系のセミナーをもう10年以上何回となくやってきているわけですが、あれも楽しいんですが、経営に関してはですね、みんなやっぱり基本的にはお商売で儲けたいと思って参加してくださっているわけで、その講師である鍵野が、じつは、儲けたい人ではなくて、実際、そんなに儲かっているわけではないし、従業員もいない自営の経営コンサルタントに過ぎないわけで、大企業の経営企画室にはいたとはいえ、自分で法人を経営した経験もないし、ちょっと、ウソとは言わないけど、やっててイマイチ迫力にかける感じがしていました。それが、アドラー心理学に関しては、自分が実践してきたこと、やってきて経験してきたこと、できたことをベースにお話しできるので、やっていることに一点の曇りもなくやれている感があって、本当に、充実していて、自分で言うのもなんですが、迫力と説得力があるのではないかと思っています。


PCも資料も持ち込まないで講義するというのも、ずっとやってみたかったことだったんですが、経営関連のセミナーでは、事前準備とパワポ頼りになってしまって、果たせませんでした。自分に全部腹落ちしたことではなかったからだと思います。知識のブローカーに過ぎないというか…、まぁ、そこに需要があったんでしょうから、いいんですけれども。


アドラー心理学については、知らないことは知らないと言う前提でですが、何を聞かれてもまったく不安がありません。自分のやってきたこと腹落ちしているところから、質問された方、それを聞いている他の方にも貢献できる何かを提供できる自信はあります(わからないことはわからないと伝えられることも含めて)。全然儲からないけれど(笑)、本当に自由に暮らせているという幸せを感じています。それもこれも、野田俊作先生と、野田先生の教えを伝え続けてくれている、先生方先輩方、そして鍵野の話を聞いてくれる、お仲間、参加者のみなさんのおかげです。ありがとうございます!


直方では、また「はじめの一歩」を開催しよう(今度は参加者をもう少し集めて(笑))という話も出ていますし、続編である「「エピソード分析」講習会&実践会」の開催も決まっています。九州内であれば、呼んでいただければ、旅費不要で、この「はじめの一歩」入門講座とそれに続く「「エピソード分析」講習会&実践会」を提供していこうと思っています。もちろん、正式に、野田俊作顕彰財団(AIJ)や日本アドラー心理学会の基礎講座を受講できる方は受講されるといいなぁとは思うのですが、そうもいかない方もいらっしゃるでしょうし、そこで学んだあとの実践をどうするのかという大きな課題にぶつかってらっしゃる方もいるはずなので、そのアドラー心理学実践のための流れに困ってらっしゃる方への解決オプションとして、鍵野の講座を提供していければと思っています。


読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。