アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

献血って

こんばんは、鍵野です。
今日は仕事の合間に献血してきました。400mlたっぷり(笑)。前回は9月だったんですが、男性は3カ月経てばできるようです。今回が通算10回目ということで記念品もいただきました。じつは、昨日、息子からLINEで献血したと連絡があって、嬉しかったんですよね。先を越されたってのもちょっぴりあったけど、まぁ競争することじゃないですが(笑)。それで、息子の方はガラポンで1等が出て、大好物のブラックサンダーを1箱もらったんだそうな。親父の方は、記念品の他にラップとかティッシュをいただきました。


娘もそうだったんですが、本当に献血のおかげで命をつないでいる人がたくさんいらっしゃるんですよね。小さいお子さんもたくさん。鍵野はA型で、たいてい献血ルームで急募がかかっている血液型ではないんですが、でも、どこかできっと役に立っているはず。献血ルームには、それこそ老若男女、様々な方がいらっしゃって、貴重な血液を提供されていました。


自分で言うのもなんですが、献血って、アドラー心理学でいう「共同体感覚」が発揮されている現場だなぁっていつも思います。血液の比重チェックのチクッとするやつと、採取する際の太めの針がしっかり入るときと、痛みはあるし、もちろん時間も使うし、ガソリン代や電車代を使う人もいるし、そこまでして、自分の命を支える大事な血液を、名前も知らない会ったこともない(であろう)人に提供するって、やっぱりステキなことだと思います。


いつも、せめてもの恩返しのつもりで行ってます。娘が直接お世話になった恩ももちろんあるんですが、鍵野も知らず知らずのうちにいろんな人のお世話になってようやく暮らせているわけで、自分にもできることで、自分が望んでやっている限りは誰とも利益相反しないわかりやすい善行為だと思います。


それで、前回より献血後のフワッとした感じがなかったのは、やっぱり予想通り体重が3キロくらい増えていて、結構食べてたからかなと思いました。血液の比重も割と余裕でクリアできてたみたいなので、このくらいは食べてた方がいいのかも。献血後も大事な会議に出る仕事があったんですが、しっかり役目を果たせました。よかった!


みんな(自分も入れた)のために行動することが、アドラー心理学で言う共同体感覚のある行動であり、前にも書きましたが、お釈迦さまが息子のラーフラ尊者に教えられた仏教のモラルでもあるんですよね。ここで、仏教(初期仏教)に詳しい方が、ちらっと疑問に思うかもしれないのが、仏教は自己犠牲を悪行為としているというポイントです。


大乗仏教になると、菩薩時代のお釈迦さまの物語であるジャータカで、自己犠牲の話が出てくるようですが、もともとの初期仏教のジャータカには自己犠牲の物語はないそうです。例外的に、お釈迦さまの教えを教えてくれるという条件で飢えた鬼の口に進んで身を投げて喰われる寸前に教えを学ぼうとしたという話がありますが、これも自己犠牲というよりは、それで解脱に達する可能性があるのであれば、その方が自分のためにもなるのでやっぱり自己犠牲とはならないようです。もう一つ、鹿の群れのリーダーだった菩薩時代のお釈迦さまが、王様に食べられる順番になっていた妊娠中の雌鹿の代わりに、自分が代わりになるというお話があります。これも自己犠牲の話とは捉えられなくて、リーダーたるものはそういう行動をすることが自分のための行動になるのだという、リーダーたるものへの教訓的な物語ということだそうです。大乗仏教で、飢えた虎の親子のために身を投げるという話があるようですが、これは初期仏教から見れば、美談ではなく、その虎の親子が生き延びたところでまた他の生き物を食い殺すでしょうし、ドラマチックではあるけれども、菩薩が自分を犠牲にして得られたものが何か仏教的な教訓になるのかというと疑問がありそうな気がします。


それで、献血について考えてみると、それで献血した方が回復不能なダメージを負うのであれば、自己犠牲の悪行為になると思いますが、まったく事故がないとは言い切れないものの、長年の実績のある行為だし、回復は可能だし、献血した人が負ったダメージと、そのおかげで助けることができる他の生命が得るメリットを天秤にかければ、圧倒的にメリットの方が大きい行為だと考えられるので、善行為ですね、やっぱり。それに、献血した人はもの凄い功徳を積むことになるから(記念品どころでなく(笑))、仏教的にもやっぱり献血はおススメと思います。


ということで、また三カ月経ったら、いい血液を提供できるように、適度に食べながら暮らしていきたいと思っています。結局、献血する人の方が得している気がします。気分いいですしね(笑)。よろしければみなさまも行ってみられませんか?


読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。

生きとし生けるものが幸せでありますように。