アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

ストレンクスで祝う

こんにちは、鍵野です。
近所で暮らす母がもうすぐ80歳になります。それでお祝い何がいいかな、と考えて(こういうの考えてプランニングするは大好きなんですよね、と今、書いていて、そうか、だから社長さんの計画作りのお手伝いの仕事とか、カウンセリングも結局、次に相談に来られた方がどうするかの計画作りのお手伝いのようなものだし、好きなんだな、と気づきました(笑))、母が普段行けなようなところへの買い物ツアーと温泉ホテルに一泊してディナーを楽しむという案で行くことになりました。

 

そういえば、20年前、母が60歳のお祝いにもホテルでご馳走をいただいたのでした。浦安のホテルだったなぁ…、ディズニーランドに行ったかどうかは覚えてない(笑)。そのときは、結婚して1年くらいで、まだ息子も生まれてなかったけど、今回は息子も一緒にお祝いできます。最初は、理系大学生で実験とレポートに追われて超忙しいのは知っていたので、息子を誘うことは全然考えていなかったんですが、母にプランを話した時、買い物もホテルも福岡だったので、当然孫と会えると思っていたみたいで、「〇〇くん、行くんじゃろ?」「えっ、〇〇は大学で忙しいから…年末帰ってくるし」「そうかぁ…」と残念そうな反応が返ってきました。

 

ここで、もちろんエピソード分析の出番です(笑)。わざわざ紙に書くことはしないのですが、脳内エピソード分析(笑)で、協力的な方向、「そうだなぁ、まぁ聞いてみるのはできるな。忙しいと決めつけてたけど、そうと決まったわけでもないか…」と、息子にLINEして、参加できそうか聞くと、「その日は16時10分までは実験で出席しないといけない。次の日は場合によっては休める」という返事。「おーっ、息子のアパートからホテルまで30分くらいだし、ディナーから参加できるなぁ、次の日はチェックアウトしてから送っていけばいいし、元妻も車出してくれるから、先に買い物ツアーに出かけてもらってもいいしなぁ」ということで、母の希望通り、孫とも会えるお祝いプランに変更できました。買い物ツアーは、IKEAコストコに常連客でもある元妻がガイドさんとして母を案内してくれることになっています。誰かのためにみんなで協力する案を考えるのが嬉しいんだなぁと、あらためて気づきました。

 

自分がどうしたいはないというか、それが自分のしたいことなんですよね、母と元妻と息子が喜んでくれるのを見てる自分が一番喜んでいるという感じ。なんだろうなぁ、これ、大先輩にライフスタイル分析してもらって、「喜んでもらう」とかって、ライフスタイルの言葉としては直接書いてないんだけど、よい思い出で出てきたやつに似てるなぁ、自分のアクションはなくて、その人が喜んでいるのを見て喜ぶというパターン。やっぱりライフスタイルに書いてある優越目標の方向ではあるんだよなぁ、動きとしては。でも、ぜひとも~しなければ的な強迫的な感じはないので、これはこれでいい気がする。先生方や先輩方のおかげで、目標追求に力んで平等の位置を飛び出そうとしているときはかなり気づけるようになりました。

 

何度も何度もIKEAに通って納得のソファーを手に入れ、夜勤明けのコスパト(コストコトロールの略(笑))で磨いた元妻の品定めのストレンクス、いつもマイペースで慌てずやるべきことはしっかりやりながら人にも合わせられる息子のストレンクス、目の前の人に喜んでもらうプランニングができる自分のストレンクス、自分だけでなくあの人もこの人もみんなが楽しめるようにと考える母のストレンクス、そんなみんなのストレンクスを出し合って、母の80歳をお祝いできそうで、今からとっても楽しみです。

 

読んでいただきありがとうございます。
みなさま今日もどうぞよい一日をお過ごしください。

生きとし生けるものが幸せでありますように。