アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

セルフ「エピソード分析」

<2023年11月11日wrote>
こんばんは、鍵野です。
 11月に入ってすぐ大きな気づきがあってから、人とコミュニケーションしていて陰性感情(不安、怒り、悲しみ、落ち込みなど)が起きなくなったと書きましたがが、実は昨日、今日と陰性感情を感じる出来事がありました。といっても特別なことではなく、いつもそのシチュエーションで感じていたやつをまた感じられるようになったということだったようです。センサーの感度が上がってきて、ここ一週間くらい、陰性感情を感じていない気がしていたけれど、すごく微細になっていて意識できていなかったということだったみたい。アドラー心理学の子育て教育プログラム、パセージとパセージプラスでは、感情の大きさをマイナス5~プラス5で表すことがありますが、マイナスの側のこれまでマイナス1にも感じなかったことを、陰性感情が起きてないんだと思っていたけれど、たぶんマイナス0.1くらいはあったんだと思います。それで、今は感情の振れ幅小さくなっていて(これヴィパッサナー実践の影響が大きい気がしますが)、以前のスケールで言えばマイナス1~プラス1くらいの幅の中で動いていて(嬉しい方もそんなに動かなくなるんです。それはそれで落ち着いていて安穏でいい感じです)、昨日今日とその微妙な動きがようやくマイナス1くらいに感じられたということかなぁと思っています。毎回、毎回同じパターンなので、「エピソード分析」をしたら一発と思いがちなんですが、一発ではなかなか解決しないんですよねぇ…深~くライフスタイルに根差しているやつはね。
でもね、これ、個々の出来事、エピソードで気になった個別の価値観、「私的感覚」と言いますが、それはそれとして、大元の自分の人生を貫くロジックで使われている根本的な価値観、「私的意味づけ」と言いますが、これが言葉にできてわかっているので、「またやってるなぁ自分」と本気で思えるんです。その場面で使われる私的感覚も大元の私的意味づけを知っていると言葉にしやすいみたい。この最後の砦だった人との事例を、自分で「エピソード分析」することを解禁したので(これ、ライフスタイルはっきり言葉にできるまで、貴重な成長のための試金石になるから、取っておいたんです)、昨日、今日と自分で「エピソード分析」をしてみました。自画自賛ですみませんが、たぶん自分で自分の「エピソード分析」をするのって、2年ぶり、あるいはもっとかなぁ…というくらい、久しぶりなんですよ。でもですね、なんか、カウンセリングを受けているみたいに、上手にできました。しかも短時間で。これ、成長だなぁ、驚きました。ある時期から、自分の事例を自分で分析するのは貴重な事例を消費してしまうのがもったいないのでやめていたんですよ(これ、「エピソード分析」でカウンセリングを学ぶ人なら、頷いてくれる人も多いはず。カウンセリング養成講座に出るときにクライエント役もするので、自分の事例たくさん持ってないと、お相手できなくて迷惑かけるんです。学びが進んでくると、そんなに出てこなくなりますから、やっぱり)。で、気づいたんですが、これまでの自己分析と違って、質問してくるんですよ、このカウンセラーさん(自分ですが(笑))、いい質問を、なんか〇〇〇先生になりきった感じで、わかってるなぁ…ライフスタイル分析してもらったことないのにこの先生に…なぁんて、相手を裁いていたはずなのに、そこねぇ…というグッと来るところを一緒に見てくれるので、ついつい、はっ!と構えが変わって、いい目標といい代替案を思いついちゃうんですよね。最後の「今日はどんなことを学ばれましたか?」まで言ってくれました。うーん、すごいぞ「エピソード分析」!
それで、ですね、これだけだとなんだかただの一人遊びみたいなんで、さっき、ちゃんと仮想〇〇〇先生にカウンセリングしてもらって学んだことをですね、実際の同じ場面で試したら、バッチリでした! やっぱり相手も幸せそうだったし、こちらも幸せだった。平等の位置にいれた感じがしました。よかった! やりましたよ、〇〇〇先生!(って、「知らんがな」って言われそうだけど(笑))。
いや~、これで本当に、いよいよネタが出尽くしたかもしれない。これからカウンセラーを目指す人の練習相手になれんかもなぁ… なぁんて、きっとまた出てくる気もしますが、またそのときは仮想〇〇〇先生にカウンセリングしてもらいます。これって、なんかセルフAI作っちゃったみたいな(笑)。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。