アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

自由意志

<2023年11月9日wrote>
こんばんは、鍵野です。
興味深い記事を読みました。
 動作を始める0.2秒前に意識的な決定を表すシグナルが脳に表れるのだとか、さらにその0.35秒前には無意識的な準備電位と言われるシグナルが現れるのだとか、これ、自由意志がないという主張に使われたとか。人は自由意志の存在を疑うと、不正行為に走り、他人に協力することをやめる傾向が強まるという研究もあるらしい。たしかに自分の自由にならないのであれば自分の責任ではなくなるからなぁ…。自分が今辛いのは、あのときのあの人のせいだと信じていた人も、アドラー心理学を学ぶとあれもこれも自分が選んだことだったんだと納得されて、でも、自分のせいなら自分が変われば現実を変えられるので、それで幸せに向かうんですが、自由意志なんてないよって言われてしまうとねぇ…困る(笑)。安心してください、自由意志はいてます(関西弁で読むとそれ風に…)! 2015年のリポートみたいですが、準備電位を検出してから0.2秒以内であれば、しようと思っていたことをやめられることがわかったそうです。0.2秒を過ぎるとストップできないんだそうです。うーん、0.2秒か…まぁ十分でしょ(やっぱり最初はマグロの方にしよう(笑))!
(あるお宅の朝、登校時間ギリギリで起こった出来事)
[パセージ受講(アドラー心理学を学ぶ)前]
子:プリントどこやったかわからん!
母:え~、昨日、リビングでやってたでしょ(宿題)、それからどこ持ってったのよ~
子:だから、それがわかんないんだってば! お母さんどこか置いた?
母:そんなの知るわけないじゃないの! いつもいつも人のせいにして!(キレる)
子:うぇ~ん、せっかくやったのに…先生に怒られる~ うぇ~ん
母:だから、昨日のうちに用意しておきなさいって言ってるじゃないの! もう、お母さんは知りません!
[パセージ受講(アドラー心理学を学んだ)後]
子:プリントどこやったかわからん!
母:え~、昨日、リビングでやってたでしょ(宿題)、それからどこ持ってったのよ~
子:だから、それがわかんないんだってば! お母さんどこか置いた?
母:そ…(※ここで0.2秒の自由意志発揮! いやいやダメダメダメ、深呼吸しよう)(吸って~)す~っ、(吐いて~)ふ~っ。お母さん見てないわよ。
子:え~、どうしよう… ねぇ、お母さん一緒に探してよ。
母:はい、わかりました。ここでやってたわよね…それで…あれっ、あっ、ごめんなさい、あったあった。そうそう、昨日あなたが寝てから書類の整理をしていて、それで紛れないように、こっちに除けておいたんだった。
子:もう~、やっぱり犯人はお母さんか。ランドセルに入れるから早くかして! ま、いっか出てきたから(笑)。
母:ね、お母さんだってあてにならないんだから、自分でちゃんとしなきゃね(笑)。
子:そうね、そうする(笑)。いってきまーす!
母:いってらっしゃい。出たとこ、車に気をつけてね。
子:は~い。
というわけで、自由意志+アドラー心理学のおかげで平和な朝が訪れたというお話でした(笑)。
私たちは過去の奴隷でも遺伝や環境の奴隷でもありません。自分の人生は自分で変えられます。どうせなら幸せな方に変えたいですよね。思い立ったときが始めるときです、変える方法はアドラー心理学が教えてくれます。せっかくの自由意志を有意義に使うためにも、みなさまもぜひアドラー心理学を学んでみませんか?
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。