こんばんは、鍵野です。
今日は成人の日ですね。鍵野の住む佐伯市では昨日成人式があったんですが、20歳になった大学生の息子も福岡から帰ってきて参加しました。中学の同窓会と高校の同窓会もあり、久しぶりの友人たちとの再会をたっぷり楽しんだようです。よかった!
18歳から成人ということになっても、成人式は20歳なんですよね…。なんか変な気もしますが、受験とかでそれどころじゃないからかな(笑)。もしかしたらタバコとお酒がOKになるからかな?
我が家では中学を卒業したときからもう大人ということで息子と付き合ってきたので、特に節目的な感慨もなく特別なお祝いをするでもなかったのですが(20歳になったときに家族写真は撮ったのでそれがお祝いと言えばお祝いかな)、みなさんが息子を大人として社会に迎え入れてくれるイニシエーションとしてはやっぱり大事なことだよねと思っています(自分はと言えば式と名の付くものが嫌いだったので、当然のように成人式には参加しなかったのですが(笑))。
法的にお酒がOKになるという20歳ですが、息子がお酒を飲んだからって、親父の自分が酔っ払うわけではないのですが、お酒(麻薬とかも)は飲まない方がいいと思うと、意見として伝えたことがあります。かく言う鍵野も昔は少しは飲んでいたのですが、お酒をやめてもう9年目になります。頭をクリアにしておきたいという理由からですが、そうそうテレビもやめて8年目になりますが、これも同じ理由ですね、なんかアルコールとかテレビに操られているような、自由がなくなるような感じがしてですね。それで、自分で責任を取って理性的に他の生き物にできるだけ迷惑をかけずに生きていくためにもお酒は飲まない方がいいと、もう大人として認めていた息子に、最後の言葉的に伝えたのでした。もうこれであなたに教えることはないという感じで(笑)。
禁止ではなく、自由に生きるために、アルコールとか麻薬とか理性を曇らせるものは避けた方がいいと思うと。仏教徒ですから、せっかくなのでアルコールだけでなく、お釈迦様の教えとして、五戒を守ることが自由に慈しみを持って幸せに生きることになるんだということも伝えました。お釈迦様が慈悲心から人類にアドバイスしてくださった有難い教えが五戒なんですよね。決して背くと罰が当たるとかそういうことではなくて、因果法則として、守ればそうなるし、守らなければこうなります、だから守った方がいいと思いますよという。
でも、安心してください!、アドラー心理学は禁酒は勧めていません(笑)。アドラー先生もドライカース先生も人と集まって楽しく過ごすのが好きで、当然のようにワインとか飲んでいたでしょうしね。お師匠様の野田先生も、いつからかお酒を断たれていたようですが、もともとはかなりお酒がお好きだったようですし。アドレリアンの大先輩方も懇親会などでは楽しくお酒を飲まれる方が多いような気がします。でもさすがにカウンセリング中には飲まないはずです(笑)。
それでアドラー心理学の話題ですが、今日は野田俊作顕彰財団(AIJ)の新春オンラインシンポジウムが開催されました。今回のテーマは『「違い」と「平等」』ということでした。いやぁ、参加してよかった! 見逃し配信もあるので楽しみにされている方もいらっしゃるでしょうし、ネタバレ注意ということであまり多くは書きませんが、野田俊作先生の相談者さんとのリアルな対話について知ることができました(もちろんプライバシーに配慮はされた上でですが)。立場は違うけど平等であること、互いに協力しながら共同体感覚の方向に進んでいくことの具体例をあらためてお師匠様に教わることができました。
先生方の発表内容だけでなく、発表後の鼎談にも、能力は違うけれど人としての価値は平等であることについての考え方の大きなヒントをいただけました。しばらくぶら下げておいてしっかり消化して腹落ちしたら、アドラー心理学を伝えるときに活用させていただこうかなと思っています。ということで、何が語られたかは(まだ)内緒です(笑)。シンプルで深い凄い表現(方程式?)だなと思いました、さすがY先生! ありがとうございました。お急ぎの方はAIJの講座に参加してY先生に直接お聞きください(笑)。
A先生のおっしゃった「平等は事実」(か? 思想の話? と鼎談で話題に)、というのも、かなり前提としての学び込みと実践がないと空しい言葉遊びになりかねないので難しいかもですが、そういうことを語り合える仲間とならじっくりしっとり?語り合いたいテーマだなぁと思いました(これはAIJの人たち同士じゃないと話が噛み合わなそう…)。
シンポジウムは100名近い方が参加されていたように思います。新春からたくさんのアドラー仲間と一緒に貴重なこと大事なことを学べて、そして宿題的なお土産もいただけて、本当に嬉しかったです。AIJ理事長のAさん、Y先生にA先生、一緒に参加されたアドレリアンのみなさま、ありがとうございます! それぞれの現場でそれぞれにできることをやっていきましょうね。またご一緒できるのを楽しみにしています。
写真は佐伯市蒲江の海に面していて珍しい江武戸神社の鳥居と、近所を散歩していて出会った穴熊くん(ちゃん?)です。
今日も読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。