アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

生きていると「責任」が降ってくる ~その2~

こんばんは、鍵野です。
数日前の地震、結構揺れました。でも揺れというよりはすぐに警報のサイレンが鳴って、とうとう来たか南海トラフと思いました。その瞬間思ったのが、一人でよかったということでした。揺れたのが息子と息子を福岡に送るために来てくれていた元妻が帰った後だったので、とりあえず彼らは大丈夫だと。


それで、机の下に隠れながら、スマホ地震速報をチェック。どうやら津波は大丈夫そうだぞということでそのまま様子を見ることにしました。よかった! この寒いのに山の方まで避難して過ごすのってイヤだなぁと、そうなったら寒いとか言ってる場合じゃないんですけど、でも、どうせなら暖かいときに来て欲しいなぁ、津波‥って、思いました(笑)。


あらためて、大津波が来るときのシミュレーションをしてみる、ライフジャケットはこの前用意したし、非常持ち出し用のリュックもあるし、救援が来るまでの3日間はひもじい思いは覚悟ですが、なんとか生き抜けるかなと思ったものの、そうか! この寒さ、しかも雨でも降ったら大変だなぁ…とようやくですが気づきました。


大分に来てから、電車に乗ることはめったになくて、車で動くことがほとんどなので、防寒具らしい防寒具がないんですよね(むかーし昔に買った海釣り用のウェアはあるはずで、それは間違いなく暖かいんだけど、もう何十年も前のなんで使えなさそう)。カッパもないしなぁ…。ホームセンターで仕入れて来よう!と思いました。


とりあえず、避難するかどうかの判断が先決で、避難するなら命あっての物種なので、とりあえず動ける程度の荷物でできるだけ早く高い所に行くのが大事ですよね。風呂とか入ってるときに来たら最悪‥ですが、こればっかりはわからないですもんね、そういうタイミングで来ないことを願います。数分で出れるように訓練しておこうかな(笑)。


近くに住む母と伯母と一緒に非難しないとなので、決めたら急いで動かないといけないので、これも母たちとも一緒に訓練しておいた方がいいかな、やっぱり。


地区の公式避難ルートは家の裏にある川の向こうの山なので、まず橋を渡らないとなのですが、これ、橋が崩れてたらアウト! ちょっと当てにしてると危なそう‥。


川の向こうを諦めるのなら、川の手前で墓地の方に上っていくルートがあります。そっちを本線にして訓練しておいた方がいい気がするなぁ…、うん、今月中に一回やろう! ちゃんとライフジャケットも着てリュックも背負って、母と伯母の家に迎えにいって一緒に墓地のところまで。


もしカウンセリング中ならお客さんと一緒に避難しないとですしね(ちゃんとお客さん用のライフジャケットもありますのでご安心を!)。


と、いつやってくるかわからい大地震に備えつつ、今日は母の買い物の運転手のお仕事があり、いつものドラッグストアに行ったのですが…、またまたあまり歓迎したくはない責任が降ってまいりました(笑)。前回(

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)は、隣家の解体工事での出来事だったのですが、今回は駐車場で母の買い物を待っている時に起こった出来事でした。


運転席に座ってスマホで動画を見ながら母を待っていると、右隣の車が出ていきます。その動きを何の気なしに目で追っていると、「え~、そこでハンドル切る? ダメダメダメ、ぶつかるって、ねぇ!」と心の声が叫ぶと同時に嫌な音と振動が伝わってきます「ガガガガガガ」。やられた! 相手もさすがに気づいたらしく、左側にハンドルを切って出て行こうとした車ですが、目の前を相手の運転席が通り過ぎた辺りで止まりました。


慌てて、降りて(このまま逃げていかないよね、とちょっと思い)、相手の車の前に立ってストップストップ(のつもり)で手を広げました。すると相手は何を思ったかバックし始める、「やめて、やめてまたぶつけるでしょ!」と心の声‥というか、たぶん実際に声出してました「ダメダメダメ、ストップ!」と…。


窓を閉めていて聞こえないのか、気が動転しているのかなんなのかわかりませんが、相手はそのままバックオーライ(オーライじゃないって(笑))。で、開けたままだった愛車スイフトのドアが相手のボディのつっかえ棒になる形でバックしようとしても動かなくなり、おかしい?と思った相手がようやく停止。おつりが来るってこのことだなぁ、最悪!


後から思ったんですが、鍵野のジェスチャーを「戻れ戻れ!」と解釈したのかもしれません。いずれにしろ、よかれと思ってやったんだろうなぁと…


それからは、警察に電話して、現場検証をしてもらって、一応こちらの保険屋さんにも電話したんですが、こちらの過失ゼロのケースだしケガ人もいないので、相手か相手の保険屋さんと賠償のお話をしてくださいということで、互いに連絡先を交換して、相手の保険屋さんの連絡待ちということで次の買い物先のスーパーに向かいました(時間かかりそうだねということで、母は歩いて先にスーパーで買い物をしてました)。


相手の方はお名前と住所を確認するときに免許証を見せてもらったんですが、昭和14年生まれ86歳の男性、鍵野の父親が生きていたらほぼ同年代、戦中から戦後すぐにかけてライフスタイルを形成されたんだなぁ…、いろんなご苦労があっただろうなぁと、ちょっと一人でしんみりしました。


このお年までご自分で運転して買い物して(お一人で来てました)、暮らしてらっしゃるんだなぁ…、見たところ車も今日ぶつけたところ以外はキレイだったし、魔が差したというのか、今日は調子が悪かったのか、とにかくぶつかったのが鍵野の車でよかった、人とかじゃなく怪我がなくてよかった、と思いました。


それで、「すいません、すいません」と何度も謝るその方に、「お互い様ですから…、気を付けましょうね」と、別れるときには自然に「お気をつけて。どうぞお元気で」と声をかけていました。


世の中的には過失ゼロではあるのですが、でも、はみ出してはいないけれど、ちょっと意識して右寄りに停めてたんですよね。左に大きな車が止まっていて、助手席の母がそっちから出入りするので、停めたときは右隣は空いていて、他も空いている駐車スペースがたくさんあったので、わざわざここに停めないだろうと高をくくっていたところもあり…。もし、ちゃんとど真ん中に駐車していたらギリギリあの人の運転でも接触しなかったかもしれないなぁと…。前回の解体工事での事故もそうですが、責任はあります、鍵野にも。そこに鍵野の車がなければぶつからないですもん(笑)。


やっぱり法律がどうこうという話は置いておいて、生きていて責任ゼロはあり得ないんですよね。そこに私がいて相手がいる。両方とも生きている暮らしている。お互いよかれと思って行動していてもぶつかることは、そりゃぁありますよね。


ぶつかったら、協力してできるだけ原状回復して、次からは気を付けましょうねと、お互いの幸せを願い合う暮らしがアドレリアンの暮らしだと思います。


とはいえ、トホホですね。せっかく新しくなった愛車スイフトちゃん(くん?)に入院してもらわないとです。事故が多いのか、板金修理で車を引き取れるのが月末近くになると言われました。修理代はかからないのはいいんですが、先日タイヤをいいタイヤ(横浜のブルーアースGT)に変えたばかりで、長距離ドライブでその感じを試すのを楽しみにしてたのにしばらくお預けになりそうです。


まぁ、何かこれまで乗ったことのない代車に乗れるかもしれないし、それはそれでよかった!ということにしておきます。当て逃げされる人もいることを考えれば、全然最悪ではなかったですしね(笑)。


みなさんも思いがけず何かが降ってきたら(必ず降ってきますから(笑))、もうそれはしょうがない、何かのチャンス!と思って、どんな対処ができるか、どんなコミュニケーションができるか(できればアドラー心理学を学んでおいてもらって(笑))、開き直って楽しんでみてください。きっとそこに成長の扉が(笑)。


読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。