<2023年11月8日wrote>
こんばんは、鍵野です。愛車の車検の見積もりに行ってきました。何回もそこでお世話になっているんですが、だんだん高くなってます。まぁ前回から2年経っているわけだから、仕方ないんですが、どうしても替えなければならない部品がいくつかあって、十数万円はかかりそう。軽にしては高いと思うんですが、乗りやすいし、ギアもクラッチもエンジンも大丈夫そうなので、やっぱり乗り換えずに目指せ20万キロでがんばってもらうことにしました(笑)。じつは国産車に乗るのは今乗っているミラが初めてで、いつも中古で買った欧州車に乗っていたので、車検の度に数十万円はまぁかかるのは当たり前という感じでしたから、最初はその安さにびっくりしたものですが、慣れてしまうと二桁万円は高っ!と思ってしまいました(笑)。で、車検のときの楽しみが、代車です。特になんでもいいっちゃなんでもいいんですが、どんな車に乗れるかなぁと、ちょっとワクワクします。たまにはオートマに乗るのも面白いですしね。車検がすぐ終わってその日に帰ってくるっていうのがちょっと残念…とはいえ、もし2~3日入院なんてことになったら、見積もり以上になることは確実ですから、やっぱり早く帰ってきて欲しいです。
それで、皆さんも経験あると思うんですが、子どもの頃、友達の自転車借りて乗ると変な感じしましたよね? 車もそうですよね。ハンドルにアクセルにブレーキ&サイドブレーキ、クラッチ(MT車のみ)、シフトレバー(ノブ)、ミラー類、メーター類、灯火類、ワイパー、エアコン、オーディオ、室内灯、ウィンドウ、ドアロック、シートにシートベルト、リアドア(トランク)にフュエルリッドなどなど、ちゃんとあるんだけどみんな違いますよね。あるあるですが、国産車と輸入車で乗り換えると、まずワイパー動かしちゃいますね、右折左折の度にしばらくは(笑)。あとはよく確認せずにガソリンスタンドに入って、あれどっちだっけ?となるやつ。よーく燃料計のところのガソリンスタンドマークを見ると、ノズルがどっち向きかでわかるんですよね、あれ、だいぶ後になって知りました。昔は、スタンドのお兄さん(お姉さん)が、教えてくれましたけど、最近はほとんどセルフですもんね。違う車に乗ったらまずチェックしておきたいポイントですね。走りだすと、やっぱりハンドリングが一番気になります。どのくらい切るとどのくらいのタイムラグでタイヤが動いて実際にどのくらい向きを変えるのかという辺りがですね。それから、アクセルレスポンスですね。どのくらい踏むとどのくらいのタイムラグでどのくらいエンジンが反応してギアの位置がどう変わって(AT車)どのくらいの加速をするのか。そして、もちろん大事なブレーキのチェックは欠かせません。アクセルもですが、勝手な推測で踏んじゃうと大事故になりかねません。ちゃんと危なくない直線で先行車との距離もたっぷりあって、後続車もいないし、横から車線変更してきそうな車がいないところで、強めに踏んでみてそのストッピングパワーと感触を学習しておきます。そんなこんなで、割とすぐその車のクセをつかんで、走れるようになります。私の場合、車幅感覚はなかなかアジャストしにくいので安全側に振って、左側は余裕を持ってあまり寄せないようにして走ります(右ハンドル)。なので、いつもの狭い道を違う車で通るときは要注意ですね。道を知ってるだけに、気をつけないと擦ったりしそうで危ない。違う車に乗ったら、最初はより慎重な操作をこころがけたいと思います。車は違えど、安全に目的地を目指すのは同じですもんね。
と、ここまで、アドラー心理学に関係なさそうなことを書いてきましたが…いや、関係大ありなんです。カウンセリングを運転に、相談に来られた方を車に例えるのも大変失礼な話なのですが(すみません)、カウンセリングも、毎回、特に初めての方をカウンセリングするときは慎重に慎重を重ねないとね、という自戒を込めたお話なのでした。運転もそうですけど、カウンセリングで事故を起こさないようにしないといけませんよね(せめて来たときより悪くして帰さない)。アドラー心理学カウンセリングの基本は「エピソード分析」というかっちりしっかりしたお点前があるので、大竹優子先生や中井あゆみ先生に習ってカウンセラーになった方なら、そのお点前はバッチリ(これ死語?)身についているし大丈夫なのですが、相談に来られる方は人それぞれ全然違うし、もし同じ人でも前回とは違うし、エピソードも毎回違うしですね、ある人には有効なことが、他の人にはダメなんてことはよくあるわけで、相互尊敬、相互信頼、協力、目標の一致という相談的人間関係を構築していく中で、一人ひとりにオーダーメイドのカウンセリング、基本は守りながらも、その方に合わせたカウンセリングをしていかないとですね。とくに、今、どのくらいまでご自分に向き合う勇気が出てきているかというのを感じて、無理せずちょうどいいところまで気づいてもらうというのにですね、なにかこうカウンセリングをしている側の醍醐味がある気がしています。怖がり過ぎて、せっかくお金と時間を使って来ていただいているのに、踏み込みが甘くて、あまり学んでいただけないカウンセリングでは申し訳ないし、かといって、リミットを超えてしまえば勇気をくじいてしまって、何をしているのかわからないようなことにもなりかねないしですね。だから、オンラインでのカウンセリングは、やっぱりちょっと無理だなぁと思っています(レクチャーだけになるセッションがあれば使えるかもとは)。それで、気をつけたいのが、相談者さんがとても協力的になってくれて、協力し過ぎくらいに協力してくれそうなときですね。カウンセリングの最後の方で、何か違う行動、代替案を持って帰ってもらうときに、こちらも調子に乗ってしまって、持って帰ってもらうお土産が大き過ぎちゃわないようにということですね。お土産が大き過ぎるとご自宅に帰るまでに袋が破けて、せっかくの学びと共にこぼれ出ちゃうようなことになりかねないので、「スモールステップ、スモールステップ、スモールステップ」と念じてですね、無理のない一歩を踏み出してもらえるように心がけたいと思っています。
読んでいただきありがとうございます。
今日もどうぞよい夜をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。