アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

アドラー心理学で手に入るもの

<2023年11月3日wrote>
こんばんは、鍵野です。
今日は、久しぶりに家族(これ人によって範囲が異なりますよね。私の場合は自分の親、自分の子ども、子どもの母親(元妻)というところです)みんなで夕飯を食べました。昔の話、現在の話、将来の話と様々な話題を交えながら、和やかに楽しいひとときでした。これまでだったらこんな風にみんなが集まって食事をするシチュエーションでは、何度も不安とイライラが起こってきて、楽しくしようと思っていたのに早く終わらないかなぁ~という感じになるのがオチだったのですが、やっぱり大きな気づきの後は違いました。しっかり、それぞれが満足するまで余韻を楽しみながら、誰が終わらせるでもなく、指揮者はいないんだけど、ひときしり合奏を楽しんだプレイヤー同士という感じで、お互いの存在に尊敬と信頼と感謝を感じながら、静かに波が引くようにお開きになりました。変わったのは自分でしょうね、やっぱり、いや、でも、それで相手の反応が変わるので、その場の家族共同体のメンバーそれぞれが変わったんでしょうね、それまでとは。
 息子も理系大学生の本領発揮で、後期からは実験とレポートに追われて超忙しくなってきたようだし、元妻も医療現場で、まだまだときどきは防護マスクが必要な状況になりながら大変な仕事をこなしているし、母は母で、実家のお寺のお手伝いや地域の皆さんとのコミュニケーションと畑の世話で忙しくしているのに加えて、最近始めたグランドゴルフがなかなか楽しいらしく、とにかくいつも動いていて充実しているようです。私は、相変わらずのマイペースで一番余裕がある感じですが、またこうして家族みんなで食事ができる機会はなかなかないかもしれず、本当に幸せなひとときだったなぁ、ありがたいことだと、家族みんなに、そしてアドラー心理学に感謝しています。
アドラー心理学を学んで実践したからといって、身体の病気が治るわけでもないし、お金持ちになれるわけでもないし、出世ができるわけでもないし、一流大学や一流企業に入れるわけでもないし、美男美女と結ばれるわけでもない(笑)んですが、家族の幸せ、人間関係で感じる幸せなら間違いなく手に入ります。身体が病気に罹っていても、貧乏でも、平社員でも派遣社員でも契約社員でもフリーターでも、偏差値のない大学に通っていても、零細企業でも、容姿に自信がなくても、人間関係さえOKなら、人は幸せに暮らしていくことができます。いざというとき頼りになるのは、お金でも頭脳でも体力でもなく、助け合える仲間の存在です。正直言って、鍵野は友達はとっても少ないですが(これもライフスタイルですね、もちろん)、信頼し合える人、仲間には恵まれています。
自分よりお金持ちの人、自分より学歴が上の人、自分より賢い人、自分よりいい会社の人、自分よりいいポジションの人、自分より容姿の優れている人、自分より運動能力の高い人はいくらでもいますし、これからもいくらでも出てきます。でも、幸せは、自分が幸せを感じるだけのことなので、比較できるものではありません。そして、アドラー心理学によれば、人の幸せは家族を含む社会に貢献的に所属することでしか得ることができません。
アドラー心理学カウンセリングはアドラー心理学を学ぶ近道です。深刻な悩み相談ももちろん歓迎なんですが、一対一の対面で直接アドラー心理学を学ぶ機会としての活用も、お勧めです。自分がアドラー心理学を身に付けるためにかけた時間と費用を考えたら、信頼できるアドラー心理学カウンセラーからカウンセリングを受けた方がずっと安くて早かったんじゃないのと思ったりしています(笑)。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞよい週末をお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。