<2023年10月24日wrote>
おはようございます、鍵野です。
今日は燃えるゴミの日でした。
燃えるって、物質が酸素と反応して酸化化合物ができる酸化還元反応ということなので、既に酸化してしまったもの、酸化しにくいものは、袋の中に入れてはいけないんですね。使う焼却炉によって燃やすときの温度が異なる場合があって、より高温で燃やせる炉を使う方が反応速度を上げられるので、燃やせる物質の種類も増えることになるんですよね。だから、自治体によってゴミの分別方法が変わったりするんですね。まぁ、リサイクルビジネスとのからみもあるから一概には言えないと思いますが(ペットボトル、あんなにコストかけて分別回収してますが、いいことした気になる効果はあるかもしれませんが、燃やしちゃった方が本当は環境負荷が低いのではないかという説を聞いたことが…)、ゴミが流通するからには、お金で計算するわけで、儲けたい人にはかえって工夫しがいのあるところなのかもしれません。
と、まぁなんだか理屈っぽい話をするのも、アドラー心理学は科学だから、燃焼という現象が化学反応式で表せるように、「なにやってんのよ、そんなことしてないで、早くしなさいよ。だから、昨日のうちから用意しておきなさいって言ったじゃないの。もう~、ほんとにグズなんだから! 遅刻しちゃうじゃないの、ほら、もうすぐ8時よ!」なぁんていうどこかであったであろう今朝の怒りという現象も、アドラー心理学の公式で表せることを示したかったからです。
・怒り⊂劣等感
・劣等感 = 出来事×(その出来事をよくないと感じる)ライフスタイル
です。なので、この現象が好ましくないもので、起きないようにしたければ…
1.出来事を変える、2.ライフスタイルを変える、という2つの方法が考えられます。
まず、1ですが、相手が小さなお子さんだった場合、特にこちらが何もしなくても、いろんなことを学んで成長して、そのうちしっかり準備ができるようになって、もうお母さんが怒らなくても済むようになることがあるかもしれません。あるいはもう少し積極的に、時間のあるときに落ち着いて優しくお子さんとお話して、朝になって慌てなくてもいいように前もって準備する方法を一緒に考えてみない?と提案して、お子さんが承諾したら、一緒に考えて、できるようになってもらうというのもあります。相手が変わってくれて、解決するパターンですね。相手も本当は困っているのであれば、この方法での解決を期待してもよさそうです。
2のライフスタイルを変える方ですが、これはアドラー心理学カウンセリングを受けるか、パセージを受講するかなどして、アドラー心理学を学んで、出来事の方は変わらなくても、それに劣等感を(あまり)感じなくなる=(あまり)怒らなくなるということですね。カウンセリングを受けても、別人に生まれ変わるわけではないので、これまで怒っていた人が、同じ出来事にまったく何も感じなくなるということではなく、そんなに激しく反応しなくて済むようになるという感じですかね。怒りに任せて動いてしまうのではなく、より相手のためにも自分のためにもなる行動を選ぶことができるようになるという感じ。例で示すならば、出来事は同じだしやっぱり気にはなるんだけど「あら、なんだか今朝はちょっと忙しそうね。お母さんに何か手伝えることあったら言ってね。(…その後…)8時過ぎちゃったけど、大丈夫よ、きっと。慌てないで、車に気をつけてね。いってらっしゃい」とかいう対応に変わる感じですかね。
1ですが、相手が困っていなければ(変わりたいと思っていなければ)、こちらの好みに合わせて相手を変えようということになりますから、相手も奴隷じゃないわけで、普通、無理だし、すべきじゃありません。が、相手が夫さんなり妻さんなりで、相手は悪気もないし気にもしていないことなんだけれど、夫婦関係は続けていきたい、でも、どうしてもそれだけは我慢できないというようなことがあれば、関係が良ければ、お願いしたら聞き入れてくれるかもしれません。例えば、食事のあとにつまようじを使うのをどこか別のところでやって欲しいとか、トイレの便座上げたままにしないで欲しいとか、新聞を読んでいるときに掃除機をかけないで欲しいとか、ご家庭によっていろいろあると思います。つまらないように見えることでも、人によってどうしても耐えられないことってありますよね。お互い様でこちらも譲るつもりがあるのであれば(相手もずっと我慢してくれていることがあるはずです、ぜひ聞いてみてくださいね)、うまくいくことも多いと思います。
読んでいただきありがとうございます。
みなさまどうぞ今日もよい一日を。
生きとし生けるものが幸せでありますように。