<2023年10月23日wrote>
こんばんは、鍵野です。
福岡によく行くんですが、よっぽど急ぐ時でないと高速は使いません。たいていは、佐伯から竹田、そして久住から小国を通って日田に出て朝倉を通って福岡にというルートです。何回かコンビニ休憩しながら5時間以上かけるかも(笑)。軽に乗っている(高速だと燃費が悪くなる(笑))のもありますが、もともと運転が好きなので、山道走るの楽しいんですよね。物好きにいまどきマニュアルシフトを選んで乗っているので、結構忙しいんですが、まぁそれがいいと。あまりの長時間運転でクラッチを踏む左足がつりそうになることもありますが(笑)。それに、何よりもその時間に野田先生の過去の講義録音を聞くのがとても勉強になるんですよね。何度も聞いたはずなんだけど、毎回、あれ?という気づきがあります。たぶん、自分がカウンセリングを仕事としてもするようになって、初めて聞こえてくるものがあるんでしょうね。「そういうことだったのかぁ!」と誰もいないのに一人で嬉しそうに頷きながら、3速から2速に落としてもう17万キロ近く走っているミラに鞭を入れて山道を結構な速度で駆け上がります。アクセル周りが狭すぎるしペダルレイアウトが悪いので、GTVでは社外の等長マフラーのおかげで抜けるように美しいV6の排気音が嬉しくて多用していたヒール&トゥーは使えません(笑)。まぁでも運転席から見える景色はそう変わりませんし、満足しています。このミラちゃん(娘がそう呼んでいた)を別名、知足号と呼んでいます。もうすぐ車検ですが、通します。狭い道にはぴったりだし、まだまだ調子もいいんです。目指せ20万キロ(笑)!
アドレリアンあるあるなんですが、アドラー心理学を学んで実践し始めると、あれほどアグレッシブにパートナーやお子さんをやっつけていた(笑)人が、とっても控えめになって、耐えるというか、引き下がるというか、お腹の中(頭の中?)では十分ムカッときているんだけど、行動や言葉は「………」となる時期があります。これを「私気づいちゃった期」と言います、ウソです! そんな用語はありません。でも、たまにはウソをつく練習をしないとですね(笑)。 この時期が辛いんですよね…、これまでのように、アドラー心理学なんて学ばなければ、スカッと気持ちよく怒鳴ってやれたのにって(笑)。我慢するのは辛いかもしれませんが、あなたの英雄的な行為で、あなたのご家庭から被害者を減らすことができました、それを喜びましょう、ひとまずは。でも、いつまでこうやって我慢し続けなきゃいけないんでしょうか? あなたが変わるまでです(笑)。相手を裁いているので、こんな悪い奴は懲らしめてやらなければと、あなたはマイナスの感情を作り出します。でも、アドラー心理学を学んだあなたは、「はっ!」と気づくんです、このままじゃいけない、ここで怒鳴っちゃったら前とおんなじ、せっかくお金と時間を使って学んだのにもったいないって(笑)。それで、これまでのように怒鳴り散らすのはやめて、ストップします。ドライカース先生は、そんなときトイレ(バスルーム)に入ってドアを閉めなさいとお母さんたちに教えていました。子どもは追っかけてくるけど(笑)。ずっと怒っていられる人はいません。頭の中で、妄想の中で、相手が悪い、相手が悪いと思考がグルグル回って燃料を供給し続けない限りは、すぐ怒りは収まります。「怒っている、怒っている、怒っている」と気づきを入れるのもいいかもしれません、そうすると余計な考えは入ってこないので。怒りが静まったら、もうさっきのことは考えないことです。また火がついちゃったら危ないので。
でも、例えばお子さん方は、これまであなたと一緒に、怒らせる人怒る人ごっこを長年続けてきた名人ですから、目的を達成しない限りは、また怒らせにかかると思います。ここで、目的論の出番です、お子さんがあなたを怒らせる目的はなんでしょうか? はい、アドラー心理学(ドライカース派の)を学んだ人ならわかりますね。もちろん所属です。お子さんはあなたと仲間になれてない気がして、とっても不幸せなので、大好きなあなたともう一度仲間になろうとして、あんなことやこんなことを仕掛けてくるんです。だから、そんな怒らせる人怒る人ごっこなんて疲れるやり方ではなくて、もっと建設的でラクに楽しいやり方で、お互いが所属し合う、仲間になれれば、もう怒らせる人怒る人ごっこは押入れの奥底にしまっておけます。お子さんは今どんなことに関心を寄せていますか? 何をするのが好きですか? 何をしているとき楽しそうですか? どんな本のどんなシーンに惹きつけられていますか? 最近、できるようになったことは何ですか? などなど、まずは怒らせる人怒る人ごっこの予防策のつもりでいいので(怒ってお互い疲れるよりも先に動きましょう)、注目関心を寄せてお子さんを観察してみましょう。そして観察したことをネタにお子さんと楽しくお話しましょう。そうしたら、もうあなたとお子さんは共に所属し合っている仲間なので、お子さんの方にあなたを怒らせる理由がなくなります。
もし、いつも子どもをやり込めてきて、こじらせちゃってる場合は、単に注目関心が欲しいだけでなくて、あたなに勝ちたいのかもしれません。そんなとき、相手をまた打ち負かしてしまったら最悪です。きっと復讐されます、いつかはわからないけれど。人は、子どもだろうが大人だろうが、負け続けることには、人の下に居続けることには耐えられません。復讐もあきらめるほど、あなたが強かったなら、相手はあきらめて、もう私に期待してくれるなと無能力を誇示して、人間社会から退いていく廃人コースを歩むようになってしまいます。
だから、相手が自分に勝ちたい状態なのであれば、それはそれまでさんざん相手をやり込めてきたという証拠なので、心から反省して、相手に謝って許してもらうところから、始めましょう。一人で対応していくのも難しいかもしれないので、カウンセリングを受けるのもおすすめです。自分で気づいて心から謝れるくらいの人ならまぁここまでにならないんじゃないのということもあるので。これ、じゃぁ負ければいいかっていうとそれも違うんですよね。まぁ勝つよりはいいかもしれないけれど、結局対人関係に勝者はいないんですよ。誰かが勝ったようでいて、両方負けてるんです。出口は、互いに所属し合う道、協力の道、平等の位置に立つしかないので。それができないのであれば、できるだけ傷口を広げずにお別れする道を考えてもいいのかもしれません(まぁ打算でこれからも乗り切っていく覚悟があればやっていけるんでしょうけれど)でも、夫婦ならまだしも、相手がお子さんだとねぇ…(中学生までは、なかなか子どもだけで生きていくというのは現実的でないし)。
読んでいただきありがとうございます。
生きとし生けるものが幸せでありますように。