アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

治療共同体

<2023年10月16日wrote>
こんばんは、鍵野です。
金木犀の香りをいたるところで感じる、金木犀ファン待望の季節になりましたね。
金木製の香りのボディソープとかハンドソープにも…惹かれます。
 さて、昨日、日本アドラー心理学会の第40回総会学術集会が終了しました。40回ってなかなかですよね。福岡に車で行く用事があって、往復で野田先生の講義録音を聞いていたら、50回の総会のときまで生きているかわからんけど…いいんですと、仕事は未完で終わるのがいいんだと、終わったらもうボケるしかないって(笑)。師匠の教えは、日本アドラー心理学会にも、もちろん野田俊作顕彰財団(AIJ)に間違いなく生き続けています。それぞれの関心、思いは違っても、野田先生の仕事を発展させていかれると思います。
聞いていた講義の中で、自助グループの魔法がなかったら自分は普通のカウンセラーだというような話をされていました。野田先生は凄い!、中島先生も凄いんだって、というような話が交わされているところで、カウンセリングをするので効果が増すんだって。そういうものかもしれませんよね、もちろん野田先生が普通のカウンセラーなわけはないんですが(笑)。
自助グループがあって、そこで話す中で解決していくことも多いんだけど、ちょっと難しいなぁというものがあったら、近くのカウンセラーに相談する、そのカウンセラーが対応に困るような相談であれば、先輩カウンセラーや心理療法士の先生・先輩に相談する、また野田俊作顕彰財団(AIJ)や日本アドラー心理学会の各種講座に参加することを勧める、というように、アドラー心理学を学び、実践する人同士が助け合う治療共同体があるんですよね、この日本には。それは、最初に野田先生とそのお仲間が日本アドラー心理学会を立ち上げてくれて、アドラー心理学を広めて、自助グループの育成に力を入れてきた歴史があるからです。どこの国にもあるというようなものではありません、治療共同体が日本のように動いている国は珍しいそうです。
大分県では、かつて別府に大先輩Mさんの自助グループがありました。娘と一緒にMさん宅でのパセージフォロー会に参加したのは、いい思い出です。他の参加者のお子さんと遊ぶこともできて娘もとても喜んでいました。今は、大分県自助グループは(たぶん)ありません。まずは月一回のおしゃべり会から(次回10月21日(土)9:00~@稙田公民館)、自助グループのタネを育てていきたいと思っています。大分市だけでなく、日田でも中津でも玖珠でも国東でも豊後高田でも大分県内どこでも、アドラー心理学自助グループをやってみようかなという方がいらっしゃったらお声がけください。メンバーに加えていただいて、できる限り、お手伝いします!
読んでいただきありがとうございます。
生きとし生けるものが幸せでありますように。