

こんにちは、鍵野です。今日は雨模様でちょっと肌寒い感じの佐伯上浦です。
4月も最終日ということで、既にゴールデンウイークに入られている方もいらっしゃるでしょうね。もうずいぶんと長く世間のカレンダーとは縁遠く暮らしている鍵野にとってはあまり関係がなくなってきているとは言うものの、どこかに出かけようというときに、わざわざ人出の多いときを選ぶことはないという意味でカレンダーは気にしてはいるので、やっぱり「人は社会に組み込まれた存在である」というアドラー心理学の基本前提に納得してしまいます。
昨年の秋から始めた、さらにアドラー心理学を活かすための新しいチャレンジというか学びが、それなりに形になってきました。あとひと踏ん張りして、なんとかよい結果を得て、このブログで報告できるといいなぁと思っています。まぁなんにしろ新しいことを学ぶのってワクワクします(大変だけど…だからこそかな(笑))♪
今日は「早期回想」について、あらためて面白いなぁと思ったことがあり、少し書いてみます。
早期回想というのは、とりあえず小さい頃の思い出のことなんですが、4歳、5歳、6歳とか、できるだけ小さい頃の方が話がシンプルになるので、わかりやすくて(その人のライフスタイル(その人の動き方、人生の指針のようなもの)を知るのに)いいんですが、小学校卒業くらいまでならおまけしてOKかなという、アドラー心理学がもっともお世話になっている分析の素材?材料?です。
他の流派の心理学でも扱うことはあるんでしょうけれど、アドラー心理学のそれが特徴的なのは、それを客観的な事実として、それがその通りに現実に起こったこととして扱うことはしないというところです。それは、あくまでもその早期回想を語っている人の主観的な世界でのできごとでしかなく……
例えば、
『小学校一年生か二年生のころの夏休みに、おばあちゃんの家でたくさんの年上のいとこたちとトランプをしていました。「神経衰弱」をやったんだけど、一番年下の僕が何回も勝って、それでいとこの兄ちゃんたちは不機嫌そうな顔をして、トランプをやめて「泳ぎに行こう!」と近くの滝に行ってしまった。僕は置いてけぼりになった感じで、何か悪いことをしたかなと思った』
というような早期回想を聞いたとして、実際に「神経衰弱」をしたのかどうか、実際にこの語り手が「勝った」のかどうか、いとこの兄ちゃんたちが「不機嫌そうな顔」をしたのかどうかには興味がなくて(どうでもよくて(笑))、その語り手がそう語ったということ自体に興味があるんですね。
だから何を語ってもらってもいいので、極端な話、たとえそれが嘘八百だったとしても、その嘘八百を語っていることそのものがその人のライフスタイルの表われになるので、だから、今朝見た夢からでもやろうと思えばライフスタイル分析はできる(アドラー先生は夢の分析が好きだったらしい…フロイトの影響?(笑))んですね(まぁ夢より早期回想の方がやりやすいとは思うけど)。
で、さらに面白い(いやアドラーおたく?過ぎて、正直に言えば、もう当たり前としか思えなくなってるんですが(笑))のが、この「早期回想」って変わるんですよ、変わるときには、かなり。
もちろん変わらないこともありますが、それって何によるんだと思われますか?
それは、なんだか自家撞着的ですが、ライフスタイルが変わったら、変わります。
当たり前といえば当たり前ですよね。早期回想がライフスタイルを表しているんだとしたら、早期回想が変わったら、それを表しているライフスタイルが変わったんだと。
で、さっきの「神経衰弱」の早期回想、鍵野の早期回想なんです。ただし、使用前?、アドラー心理学カウンセラーの試験に合格する前のものです。
今は、アドラー心理学カウンセラーになって(=ある程度アドラー心理学が実践できている)、お金をいただいてカウンセリングをするようになって、しばらく経った今の鍵野が、その場面を思い出そうとすると… 思い出せない(笑)
ホントなんです。こう書いているくらいだから、文章として、言葉としてはなんとなく再生できるんですが、リアリティのある思い出としてはもう浮かんでこないんですね。
で、う~んと頭を絞って、思い出そうとして出てきたのは、こんな場面でした。
『年上のいとこたちとトランプをしている。一番年上の兄ちゃんの得意そうな顔が見える。三番目に年上の兄ちゃんも楽しそうにしている。ババ抜きをしている。僕がババを引いてしまう。負けてしまう。でも、みんな楽しそう。僕も楽しい』
まぁ自分で自分のライフスタイルなんて分析できるものではないので、やめておきますが、なんか変わってますよね、これ。いとこたちとトランプをしているのは一緒だけど、テーマが違ってきているなぁと…(先輩方、ぜひ分析してください(笑))。
実際、鍵野のところに相談に来てくださる方にも、早期回想が大きく変わる方がいらっしゃいます。アクセントの置き方が変わったり、語り方が変わったり、今回紹介した鍵野の例のように、あまり思い出せなくなる方もいらっしゃいます。
本当に早期回想って、面白い!
もちろん変わればいいってもんでもなくて、なんかこう、それまでくっきりと見えていたその人の人生目標追及の矢印が緩むというか…なんかそんなにがんばらなくもいいよねというか…まぁいけてないところがたくさんあるけど、でも、まぁなんとかやれてるし所属できてるなぁって感じの早期回想が語られると、少しはお役に立てたのかなぁとちょっと嬉しくなりします。
ゴールデンウイークも営業しています!
身につけたら本当に便利なアドラー心理学、ぜひ遊びに(学びに)いらしてください。
今日も読んでいただきありがとうございます!
みなさまどうぞよいゴールデンウイークをお過ごしください。
生きとし生けるものが幸せでありますように。