アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

船旅の思い出

こんばんは、鍵野です。
今日も朝から寒い感じの佐伯上浦でした。三寒四温の寒が続いているんでしょうか。まだしばらくは暖房のお世話になりそうですね。


今週末は久しぶりの学習旅行、もちろんアドラー心理学を学びにですが、関西方面で名人お二人のカウンセリングを見取り稽古しに行ってきます! 主催はそれぞれ別の方たちなんですが、幸運なことに二日続けての関西での開催ということで、一回分の旅費+αで学べるのでとっても助かります(笑)。


「エピソード分析」ではないエピソード分析(アドラー心理学のカウンセリングはすべてエピソードを扱うので(笑))によるオープンカウンセリングだからこそ、かえって「エピソード分析」がわかってくる気がしています(外国に行ってわかる日本の良さを知るみたいな(笑))。楽しみです!


鍵野が関西方面に行く手段として使うのは、第1選択は小倉まで特急ソニックで小倉から新幹線、次に大分から高速バス(夜行)です。飛行機は使ったことないですね…ほとんど。空港から遠いイメージがあるからかな、大分にしても伊丹にしても。高速バス(夜行)は、安いことが多いんですが、結局あまり寝れなくて疲れるので、何度か使ったけど懲りてるんですよね。でも、朝から講座があるようなときには、新幹線だと前泊しないと間に合わないので、仕方なく高速バスも使わざるを得ないか…と、今回も土曜の朝からスタートなので、前泊新幹線か高速バスの2択かなと思っていたのですが、もう一つの可能性があることを忘れていたのでした。


それは、フェリーです。別府から大阪に行くフェリーがあるんですよね。これ、「フェリー=車を乗せて使う」と思い込んでいて、これまでも何度も使ったことはあるんですがそれはどうしても車が必要なときに車と一緒に移動するために使ったのでした。ところが、当たり前といえば当たり前なんでしょうけれど、別に車同伴(変な言い方(笑))でなくとも乗せてくれるんですね、あれ。


で、運賃を調べたら、車なしなら高速バスの高い時とそんなに変わらない料金で、一応カプセルホテル並み以上の感じでプライベートも確保して行けることがわかりました。バスよりはずっと寝れるだろうし、これがいいかもということで、予約していた新幹線をキャンセルして船旅に変えました。キャンセル料はもったいなかったけど、まぁたまには船もいいじゃないかと、ちょっと楽しみが増えた感じです。


アドラー先生も船に乗って旅をしていたというし、外洋ではないのでスケールは大違いですが(笑)、明日は船上の人となって、アドラー心理学に思いを馳せたいと思っています。


あっ、じつは小さい頃から乗り物に弱くて、乗るたびに船酔いしていたんでした。でも、大人になってからはフェリーで酔ったことはないので大丈夫かな(釣り船では毎回大変な思いをしてましたが(笑))。今回のフェリーが使えそうとわかったら、これからの関西方面はフェリーにしようかとも思っています。


そうだ、今思い出したんですが、今回乗るのと同じ「さんふらわあ」というフェリーに子どもが小さい頃に家族で乗ったことがあって、船内のレストランで食事をしようと入っていったら、視線の先の方、15メーターくらいは距離があった気がしますが、おじいさんがフラフラと倒れたんですね。あらっ!どうしようと思ったんですが、さっと、隣にいた元妻が、彼女は看護師なんですが、そちら目掛けて走り出していて、すぐに「大丈夫ですか!」と大きな声をかけて、呼吸を見たり脈を取ったりなどしてました。


元妻は、そのまま、スタッフと一緒に医務室までその方を連れて行き、僕らはレストランで待ちました。しばらくして戻って来た彼女によると、その方は飲み過ぎでちょっとフラフラして倒れただけで、他に何かあったわけじゃないということで、みんなでホッとしたのでした。

お礼ということで、後でスタッフの方から「さんふらわあ」クッキーをいただいたのと

私:お母さん、かっこよかったね!
息子:うん (ニッコリ)
娘:びっくりしたぁ(ニコニコ)
元妻:当たり前のことしただけよ
私:やっぱ看護師さんだって思ったよ
元妻:そう? 誰でもするでしょ
私:(やるなぁ(心の声))

その彼女のプロとしての動きに感心して、凄いな、かっこいいな、と尊敬の眼差しで交わした会話を思い出しました。


アドラー心理学の話題に引き寄せれば、これは小さい頃の思い出ではないので、早期回想ならぬ中期回想とでも言うべきエピソードですが、鍵野のライフスタイルが、家族への所属の仕方がよく表れている気がします。まぁ自己分析なんて無理なものはしない方がいいので、いつかお仲間アドレリアンに分析してもらおうかな(笑)。分析のヒントとして、一番印象に残っているシーンは、元妻がさっと走って行ったところ、感情は、誇らしというか嬉しいというか、とっても幸せな思い出です。


それから、船といえば、いつかそんなカウンセリングができるようになりたいと尊敬し憧れてもいるブルック先生の本に、船旅をしている何日間の間に、貴婦人の夫婦関係のカウンセリング(Cothinkingとブルック先生は言いますが)をする(奏功して、その後夫婦は幸せに暮らすようになった)という、チャレンジングで大変面白いカウンセリング記録があります。今回の短い船旅でそんなドラマはあり得ないでしょうが、何か面白いハプニングエピソードに出会えたらまたご報告したいと思います(笑)。


それでは、鍵野のカウンセリングを受けるみなさんに還元すべく、何かしら名人のカウンセリングに学んできます!

今日も読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい夜をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。