アドラー心理学で一緒に考えてみませんか

アドラー心理学カウンセラーの鍵野が気になったことのあれやこれやを綴ります

映画『どうすればよかったか?』

こんにちは、鍵野です。
3月になりましたね。空気も暖かく春めいてきました。e-Taxで早めに確定申告したおかげで、税金が戻ってきて懐も少し暖かくなりました(笑)。


先日スイフトが修理から戻ってきました。ひと月以上入院してたんですよね、ちょっとした傷と思ってたけども。それで代車のハスラーにも満足していたのですが、やっぱり乗った瞬間に、車としての完成度というかしっかり感が全然違うのを感じました。新車価格はほとんど変わらないと思うんですけれど、目指しているものが違うんでしょうね、シートとハンドル、ブレーキにアクセルペダルといった直接触れる部分を通してのコミュニケーションの質の高さに思わず笑みがこぼれてしまうくらいでした。よかったなぁ~、この車を選んで。


ただ、板金修理が入って塗装し直している部分があるせいで、室内がペンキ臭くて、窓を開けて走らないと頭が痛くなりそうなのが難点。まぁ少しずつ減っていくとは思うので、もうしばらく辛抱します。前の愛車ミラに乗ってたときはいつも窓を開けて走っていたので、慣れてはいるんですが、あれ、音、ロードノイズをずっと聞き続けるってのは疲れるんですね。スイフトにしてからロングドライブの疲れが減ったのはパワーに余裕があるからかと思っていたけれど、今回、自助グループ参加のため、また福岡往復してきたのですが、結構疲れました。静かさも大事なんだなぁと実感できました。


福岡へ行って帰ってくると400キロ以上走るので、燃費が気になります。ハスラーでも何度か行ったのですが、エアコンを切ればリッター25キロ以上走ってくれました。スイフトと同じくマイルドハイブリッド仕様ということもありますが、優秀ですね。スイフトはタイヤを横浜のブルーアースGTに変えてから、それまでのリッター23~24キロくらいから22キロに落ちてたんですよね。その分グリップしてるというか、ハンドリングもシャープになってたからいいかなとは思ったんですけど、何かできないかなと思いまして、それまでオートエアコンで常時エアコンを入れてたんですが、その日の走り出しの最初20~30分くらいエアコン入れたら、エアコンを切るようにしてみました。その分コンプレッサーを回すのに取られるエンジンパワーが要らなくなるので燃費はよくなるはずだという狙いでですね。


それで、今回の燃費はまだ満タン法で計測していないので不正確ですが、燃費メーターからするとリッター24キロ以上走っているので、悪くても23キロ程度には戻ったと思われます。よかった!


もともとエアコン使わなければ燃費がよくなることは知ってはいたのですが、でも、エアコンを使わないとエアコン自体が劣化しやすくなって、エアコンの修理が必要になったら10万円とかの修理代が必要になるかもしれなくて、リッター数キロのガソリン代をケチってそんな結果になってはバカらしいと、年中エアコン使うことにしていました。でも、待てよと。エアコンが劣化しない程度に使えばいいのであって、常時エアコンONにする必要はないよねと、気づいたのでした。それで、この毎回エアコンをしばらく使うことは使う作戦で、トータルの維持費を最適化できるのではないかなぁと思って試してみてます。なんでも理屈を知った上で工夫するのが好きなんですね、これライフスタイルだなぁ(笑)。


今日は自助グループ参加への往路にある、日田のいい感じの映画館リベルテで観た衝撃の映画『どうすればよかったか?』について考えてみたいと思います。


この映画、たしかYouTubeで広告を観たのかな、それで気になっていたのでした。監督のお姉さんが統合失調症でそのお姉さんとご両親、そしてご自分の様子を20年以上フィルムに記録してきたものをドキュメンタリー映画として公開したというものです。


観終わった後、すぐには立ち上がれないようなドーンと重いものがありました。他のお客さんも十人くらいはいたと思うのですがみなさん座ったままでした。余韻に浸ったら危ないくらいの迫力があったので、なので、これはいけないという気がして、空元気を出して、勢いをつけてすぐに立ち上がって最初に映画館を後にしました。


内容については、ぜひ観て欲しい映画なので、ネタバレにならないように詳しく書きませんが、とにかく凄い映画でした。こんな映画はもう出て来ないんじゃないでしょうか。


どうしてもアドラー心理学で観てしまうので、そうするとタイムマシンで戻れるわけもない過去に対して、タイトルの『どうすればよかったか?』とは決して問わずに、「(これから)どうするか?」と問うのがアドレリアンなので、そもそも製作者が問うているであろうことへのストレートな回答は持たないのですが、とにかく、映画にしてくれてありがとうございます、と答えたいと思いました。


姉も母も父も、そして撮影者である自分(弟)も、それぞれが家族としての所属を求めてそれぞれが最善と信じて生き抜いたサバイバルドキュメンタリーとして受け取りました。


それぞれのライフスタイルがぶつかり合いながら、こういう形でしか所属し合えなかったある家族の物語… それに対して『どうすればよかったか?』なんて誰も言えないと思いました。


たられば、の話をすれば、やっぱり、アドラー心理学に出会えていれば…と思ってしまうのですが、それも言ったところでしょうがないことで…、たとえ出会えたとしても自分が変わるなんてまっぴらとすぐに離れてしまう人も多いですしね…


この映画に登場する人たちを不幸だったと決めつける必要はないけれど、でも、アドレリアンですから、現実に起こったこととは別の形で、互いに対等な人間として、互いの力を尊敬信頼し合うことで所属し合う選択肢が提示されていたとしたら、きっと、そちらを選んでくだったのではないかと思ってしまいます。


とはいえタイムマシンはないし、この映画のご家族に関係しているわけでもないので、この映画で学ばせてもらえたことを活かして、鍵野がこれから出会う人たちの「これからどうするか?」にアドレリアンとして少しでも貢献することがこの映画との出会いの意味になるのかなと思っています。


全国ロードショーではないですが、探せばお近くでもまだ観られるかもしれません。ぜひみなさんに観ていただきたい映画でした。

 

そうそう、スイフトの事故を振り返って、駐車する場所、駐車の仕方も意識するようになりました。


読んでいただきありがとうございます。

みなさまどうぞよい一日をお過ごしください。


生きとし生けるものが幸せでありますように。